1年生嶋中さんが2位 県高校総体・100mハードル
夏のインターハイにつながる神奈川県高校総体・陸上競技が5月18日まで三ツ沢公園陸上競技場(横浜市)で開かれ、落合在住の嶋中心優(みゆう)さん(相洋高1年)が女子100mハードルで2位に輝いた。嶋中さんは、相洋高が2位に入った4×100mリレーにも出場し、ハードルと合わせて2種目で全国行きを争う6月の南関東大会へと駒を進めた。
昨年8月の全日本中学校陸上競技選手権大会・100mハードルで5位に入った嶋中さんが、高校の県大会デビュー戦で上々の走りを見せた。
「思ったよりも体が動いていなかった」。そう語る予選と準決勝のレースをそれぞれ14秒59、14秒54で通過。迎えた決勝では力のある上級生らに序盤は先行されるも、後半は「がむしゃらに突っ込む形」で168cmの長身ハードラーはぐいぐい加速して2位に入った。
記録は14秒19。これまでの自己ベスト(14秒26)を更新して安堵の表情を浮かべた一方で、悔しさをのぞかせる。嶋中さんがハードリングで意識するのは、1台1台を「刻む」こと。決勝のレースを挙げ、「前半から後半のような走りができれば13秒台に近づけるかな」。掴んだ手応えは、6位以上が進む南関東大会までに形にしていくつもりだ。
嶋中さんが所属する相洋高は全国的に知られる陸上強豪校。その中において、県大会4×100mリレーではアンカーとして走り2位に。こちらも南関東へ進んだ。南関東大会は栃木県で6月13〜16日に開催され、嶋中さんはハードルとリレーでインターハイの出場権獲得を目指す。