ラインアップ発表会 横浜MMホール 石田さんらが登壇
横浜みなとみらいホールで2月6日、2025年度自主事業ラインアップが発表された。新井鷗子館長や4月から第3代レジデンス・プロデューサーに就任する石田泰尚さんらが登壇した。
石田さんは川崎市出身のバイオリニスト。神奈川フィルハーモニー管弦楽団の首席ソロ・コンサートマスターや自身が率いる弦楽アンサンブル「石田組」として、数多く、同ホールの舞台に立ってきた。次年度からはプロデューサーの立場で企画制作からホールと連携し、事業を行っていく。「2年間とにかくちゃんとやっていく。自分の企画で盛り上げていきたい」と意気込む。難しいと思われがちな室内楽の魅力を石田組のメンバーが発信するコンサートや、市内の弦楽合奏部に直接指導に行く応援プロジェクトなどを企画している。
新井館長は、中学生が企画から当日の運営まで携わる次世代育成のコンサートや、世代や障害の有無に関わらず、音楽を通した社会参加を促進する事業などに力を入れるとし、「地元の皆様に愛され、社会の今とつながるコンサートホールを志す」と話した。