恩田小3年 老人ホームに贈り物 植木鉢にオリジナルの絵
恩田小学校3年1組の児童らが2月27日、サービス付き高齢者住宅「ココファン青葉台」を訪問した。児童らは一人ひとつ、自分たちでイラストを描いた植木鉢にビオラなどを植え、同施設利用者にプレゼントした。
総合学習の一環で、これまでも何度か訪問を重ね、一緒に話したりゲームをしたりと交流を深めてきた児童ら。植木鉢に描いた絵は、今までの交流で知った利用者一人ひとりの好きなものだという。富士山やさくらんぼ、生ビールなど、それぞれが相手のことを思って制作した。「これは何の絵?」「上手に書けているね」など話しかける利用者や、照れくさそうに絵を説明する児童など、終始賑やかに交流していた。
植木鉢は、施設のラウンジの窓からよく見える場所に陳列。施設利用者の男性(81)は、「きれいで、良くデザインに落とし込めている。毎日見られてとても嬉しい」と満面の笑みで窓の外を眺めていた。
同校の山根淳一校長は、「最近は子どもと高齢者がふれあう機会が少ない。地域の協力で、貴重な経験をさせてもらっている」と話していた。