別府駅が直通特急・特急停車駅に 山陽電鉄2025年2月ダイヤ改正
山陽電鉄は2025年2月22日に全線でダイヤ改正を実施します。今回の改正では別府(べふ)駅へ直通特急列車・特急列車が終日停車するようになるほか、早朝時間帯の西代始発山陽姫路行き特急列車が新設されるといった内容が注目を集めています。
兵庫県加古川市の別府駅は山陽電車で6番目に乗降客数が多い駅ですが、現在は「普通」「S特急」のみ停車しています。そこで、同社はホーム改良工事を実施。今回のダイヤ改正から6両編成の列車が停車できるようにします。
直通特急・特急列車が停車するようになることで、別府駅と主要駅間の所要時分が短縮されます。上り列車は山陽姫路から約8分、山陽明石まで約6分。下り列車は山陽明石から約4分、山陽姫路まで約10分それぞれ短縮される見込みです。
このほか、平日・土休日ともに深夜時間帯で列車の増発を行い、列車の運転間隔を改善します。
・山陽明石駅始発(24時04分発)東二見行き普通車を新設
山陽明石駅で阪急神戸三宮発飾磨行き最終S特急列車と接続することで、西新町駅から山陽魚住駅までの各駅への帰路における利便性を向上
・山陽姫路発東二見行き普通車1本を山陽明石行き(東二見駅23時27分発)に変更
・阪急神戸三宮発飾磨行き普通車1本を山陽姫路行き(飾磨駅23時59分発)に変更
・山陽姫路発(24時09分発)飾磨行き普通車を新設
・山陽姫路発飾磨行き最終列車(普通車)の出発時刻を4分繰り下げ、24時28分発に変更
早朝に西代発の特急列車
平日ダイヤでは、東二見5時59分発山陽姫路行き特急列車を西代5時33分発に変更。須磨・垂水・明石地区から高砂・姫路方面への速達化を図ります。
停車駅は板宿、月見山、山陽須磨、山陽垂水、舞子公園、山陽明石、東二見、別府、高砂、大塩、飾磨。途中の山陽明石・東二見・大塩で普通車と接続します。
平日朝ラッシュ時間帯の霞ヶ丘発高砂行き下りS特急列車(3本)の運行時刻をそれぞれ約13分繰上げます。これに伴い同時間帯の東須磨発霞ヶ丘行き普通車(3本)の運行時刻も同様に繰り上げます。
また、夕ラッシュ時間帯の上りS特急列車(3本)の始発駅を高砂駅から山陽姫路駅に変更。停車駅は手柄から東二見までの各駅と、藤江、山陽明石、霞ヶ丘、山陽垂水、滝の茶屋、山陽須磨、月見山、板宿から高速神戸までの各駅および元町。新開地駅では阪急大阪梅田行き特急列車と接続します。
このほか、平日・土休日とも利用状況に応じて運転本数や運転区間、発着時刻などを見直すということです。