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立体感のある金魚を作り出す深堀隆介、大阪で初の大規模個展『水面のゆらぎの中へ』開幕、世界に一つの「金魚酒」新作の販売が決定

SPICE

「方丈ノ夢」 2023年 大阪会場展示風景

7月5日(土)にあべのハルカス美術館にて、『深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ』が開幕した。前日にプレス内覧会を行い、展出品作家の深堀隆介が出席、展覧会と作品の魅力を語った。

金魚に魅せられ、創作を続ける美術作家・深堀隆介。透明樹脂にアクリル絵の具で何層にも重ねて描く「2.5Dペインティング」とも称される斬新な技法により立体感のある金魚を作り出してきた。その作品は、まるで目の前に水があり、命のある美しい金魚が泳いでいるかのような迫真性を観る者に与える。水面の揺らぎの中にあるのは虚か実か、幻か現(うつつ)か。深堀は自身の作品をまるで生きているかのように「見せる」一方で、それが命を持たない絵の具の積層であるという事実に正面から対峙する。深堀の作品には、幻影と物質の同居というリアリズムにおける根源的な命題が横たわっているのだ。

大阪会場展示風景

同展では初期の立体作品から、絵画、映像、大規模なインスタレーションなど新作を含む作品約300点を一挙紹介。深堀が一貫して取り組んできた金魚の造形にあらためて光をあて、描くこと、リアルであることに対する作家の思想に迫る展覧会となっている。

●深堀隆介コメント

深堀隆介

飼っていた金魚の美しさに魅せられて以来、金魚を描き続けてきました。独自の技法を模索していく中で辿り着いたのが、「2・5Dペインティング」です。樹脂と絵の具の層を何度も重ねることで、羽衣のようなヒレや透明感といった金魚の美しさを表現しています。升の中に金魚を描いた代表作の「金魚酒」シリーズを数多く展示しているので、次第に技術が上がってどんどん立体的になっていく変遷を見てもらえます。その他にも、絵画やインスタレーションなど幅広い作品が展示されています。これほど大規模な個展は大阪では初めてですので、ぜひ楽しんでご覧ください。

あわせて、同展のため特別に制作された新作作品「金魚酒 命名 美籠(みこも)」(税込2,750,000円)の抽選販売が決定。8月10日(日)まで、あべのハルカス美術館ミュージアムショップにて展示している。

『深堀隆介展 水面のゆらぎの中へ』は9月7日(日)まで開催。チケットはイープラスにて販売中。

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