鶏むね肉があったら作って!「炊飯器」に入れてスイッチ押すだけ!高たんぱくおかずとご飯を同時に作る方法
炊飯器でおかずと炊き込みごはんが一緒に作れたら……。今回は「よだれ鶏」と、「昆布ご飯」を同時に作ります。旨みたっぷりの鶏だしがしみたご飯は、いちど作ったらやみつきのおいしさです。鶏肉はたっぷり加熱して、余ったら作りおきにもなりますよ!
これならかんたん!炊飯器でごはんとおかずを作る
炊き込みごはんとを一度に作ってしまう炊飯器ワザをご紹介します。
今回はねぎごま風味のよだれ鶏と炊き込みご飯を一気に作ります。
作りおきのサラダチキンとしても
鶏むね肉は低脂肪高たんぱくの優秀な食材。作りおきしておけば、サラダや和えもの、サンドイッチなどにおいしいサラダチキンとして大活躍してくれます。
5合炊きの炊飯器なら鶏むね肉が2枚入るので、どうせなら2枚加熱してしまいましょう。2枚ともよだれ鶏として食べてもよいですし、1枚は作りおきのサラダチキンとすれば明日また別のおかずに使うことができます。
または、2枚とも保存用に回すのもおすすめ!
鶏むねからはよい出汁が出て、おいしい鶏だしの炊き込みごはんになるので、保存用のサラダチキン2枚を作るつもりでごはんの上にのせて炊くのもアリです。
サラダチキンと昆布ごはん(調理時間5分+炊飯時間)
材料(4人分)
<昆布ごはんの材料>
米……2合
塩昆布……ふたつかみ(約10g)
酒……大さじ1
<サラダチキンの材料>
鶏むね肉……2枚(約500g)
砂糖……大さじ1
塩……小さじ1
<仕上げ>
醤油……小さじ1
砂糖……大さじ1
ごま油……大さじ1
白すりごま……大さじ1
小ねぎ……3本
作り方
1. 鶏肉の表面に砂糖と塩、ごま油をすりこみます。
2. ご飯を炊くときと同様に普通に水加減して、その後に、塩昆布、酒を入れます。
3.鶏肉を上にのせ、スイッチを入れて炊飯します。
(あまり長い調理時間にならないように。早炊きくらいがおすすめです)
4. 炊き上がったら肉を取り出し、ごはんを混ぜ合わせます。
たっぷりのねぎ+ごまで香味と旨みをプラス
かたくなりがちな鶏むね肉ですが、事前に砂糖と塩をすりこんでから火を通すと柔らかく仕上げることができます。
とはいえ、どうしても炊飯時で高温になり、肉はややさっぱりと仕上がりますので、たっぷりのごま油を加えて鶏むね肉に旨みと水分を補いましょう。
甘酸っぱいタレにたっぷりのねぎとごまが絡み、ごはんもお酒も進みますよ!
ラー油をかければ、本格的なよだれ鶏に
本場のよだれ鶏は唐辛子の辛さとおいしさがたっぷりとしみだした油をタレとしてたっぷりとかけて食べるもの。
お好みでラー油などを加えると、さらに本格的に楽しむことができます。
鶏の出汁がしみたごはんは、それだけでもどんどん進んでしまうくらいのおいしさ! お米を3合に増やして炊いてもよいですね。塩昆布を増やして、仕上がりの味を見てから少し塩を加えてください。
鶏の出汁でどんな具材でもおいしいので、塩昆布のほか、ごぼうやにんじん、さつまいもなど、お好みでいろいろ試してみてくださいね。
田内しょうこ/料理研究家