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犬が落ち着くことができない『ダメな環境』4つ 愛犬がリラックスできる空間を整えてあげよう

わんちゃんホンポ

犬が落ち着くことができない「ダメな環境」

1日のほとんどの時間を室内で過ごすことが多い犬ですから、愛犬がリラックスできる空間を作ってあげたいですよね。

愛犬をお家に迎える前は、ケージをどこに置こうか、トイレは離して置いた方が良いだろうか、寒くはないか、不安ではないかなど、敏感になっていたのではないでしょうか。

今はどうでしょうか。愛犬の過ごしやすさを考えたり見直したりする時間があるでしょうか。

おとなになった愛犬は、常に落ち着いているように見えて、実はあまりリラックスできていないなんてことがあるかもしれません。

1.ケージの中にトイレが置かれている

ケージの中にトイレが置かれていると、犬が落ち着くことができないことがあります。

犬には“寝床では排泄をしない”という習性があるためです。自分の居場所を敵に知られてはならないからです。

ケージの中にトイレが置かれていると、落ち着いて過ごすことができないため、他の場所を寝床にすることがあります。落ち着いて排泄をすることができないため、他の場所で排泄してしまうことがあります。

また、犬には「同じ場所で排泄をする」という習性があります。寝床とトイレは離れた場所に置き、トイレはなるべく場所を変えないことで、犬が落ち着いて過ごすことができるでしょう。

どうしてもケージの中にトイレを置かなければならない場合、スペースが狭く離してあげることができない場合には、間に仕切りを作ってあげるのがおすすめです。

カーテンを一枚つけてあげるだけでも、寝床とトイレを別の空間にしてあげることができます。ケージの中にクレートを置き、寝床にすることで、寝床が囲われた空間になるのもよいと思います。

2.飼い主や家族の動線にトイレが置かれている

飼い主や家族の動線にトイレが置かれていると、犬が落ち着くことができないことがあります。

動線にトイレが置かれていると、排泄することに集中できないためです。排泄することに集中しやすい場所を求めて移動し、トイレ以外の場所で排泄してしまうことがあります。

廊下に出て排泄をする、洗面所に行って排泄をするなど、愛犬が落ち着くことができる場所が決まっているのであれば、その場所にトイレを置くことで粗相がなくなるでしょう。

「ここで排泄をしてほしい」という場所があるのであれば、飼い主や家族の動線を避けるようにし、どうしても避けることができない場合には、トイレを囲ってあげるとよいと思います。

トイレを囲う場合には、犬の体の2倍ほどの広さがあるとよいです。犬が落ち着いて排泄をするための広さです。

3.窓やドアの近くにケージが置かれている

窓やドアの近くにケージが置かれていると、犬が落ち着くことができないことがあります。

窓の近くは、外からの音や声に刺激を受けます。冷気や紫外線の影響を受けやすい場所でもあります。

ドアの近くは、飼い主や家族の動線とも言えます。ドアが開く度に刺激を受け、落ち着いて休めなくなってしまいます。

ケージは、家の中心であるリビングに置くことで、犬が落ち着いて過ごしやすくなります。玄関付近であると、縄張り意識が高まり、常に気が張ってしまい、落ち着いて過ごせなくなるため注意しましょう。

4.温度と湿度が高い

温度と湿度が高い室内では、犬が落ち着くことができないことがあります。

温度は22℃前後を目安に、湿度は40%を目安に管理することで、犬が過ごしやすい環境になります。

犬種・年齢・健康状態などによって、犬それぞれに過ごしやすい温度と湿度があります。愛犬の様子をよく観察し、調整してあげましょう。

温度が低くても、湿度が高いと過ごしにくそうにすることがあります。室内温度計を置き、こまめに確認しながら管理するのがおすすめです。

まとめ

犬が落ち着くことができないダメな環境を4つ解説しました。

✔ケージの中にトイレが置かれている
✔飼い主や家族の動線にトイレが置かれている
✔窓やドアの近くにケージが置かれている
✔温度と湿度が高い

犬にとって、「お留守番」はどうしても避けることができません。落ち着くことができないダメ環境では、体調を崩してしまいやすいです。

家族みんなが快適に過ごせるよう、愛犬にも配慮した空間づくりをしましょう。

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