小麦から給食パン作り 長後小4年生が食育体験
長後小学校で9日、給食のパン作りを体験する授業が行われた。挑戦したのは4年生136人。
市内全小中学校に給食用パンを提供している長後製パン株式会社の協力のもと、児童たちは昨年11月から種まきや収穫など小麦の栽培体験を近隣の畑で行ってきた。
この日の授業では、自分たちが栽培し、収穫した小麦を使用して「バターロール」を作り、給食の時間に実食した。同社の齋藤伸一代表取締役がロールパンの成形方法を実演し、子どもたちに伝授。また、小麦の輸入国や自給率などのクイズを交えながら児童に解説し、普段のパン作りについての質問にも答えた。
参加した児童たちは「初めて作ったから楽しかった」「芸術作品を作るみたいだった」と明るく感想を話した。
今年収穫した小麦を使い、先月現3年生が種まきを行った。上手く育てば来年も同様の授業を実施予定という。