フライパンの蓋がなくても大丈夫!代用品と代用方法まとめ
フライパンの蓋の代用品は7つ!記事のまとめ
フライパンの蓋がなくても別のアイテムで代用できる
代用品には鍋の蓋 、アルミホイル、別のフライパン クッキングシート、耐熱皿 ステンレス製のボウル、キッチンペーパーなどがある
代用品を選ぶときは注意点がある
代用品の前に。フライパンの蓋の必要性
フライパンを使う主な調理方法には、焼く・煮る・蒸すの3つ。蓋を使うことでいずれもの調理方法においても、簡単においしく作れます。
蓋をすることで、フライパンの中にある熱や水分が閉じ込められるためです。食材にしっかり火が通り、加熱むらを防いだり旨みを逃さずに調理ができたりします。また、蓋を閉じて調理をすることで油やソースの飛散を防止できますよ。
しかしながら、お家にフライパンの蓋がなくても大丈夫。この記事では代用品と代用方法について解説します。
【早見表】フライパンの蓋の代わりに使えるアイテム一覧
代用品 / 用途 / ポイント
鍋の蓋 / 焼く / 食材に火が通りやすく、ふっくらと仕上がる
アルミホイル / 蒸す / 保温性が高いので、食材を均等に加熱可能
別のフライパン / 蒸す / 上のフライパンが下のフライパンの水分や熱を逃がさず調理可能
クッキングシート / 煮る / 落とし蓋の役割となって、じっくり味が染み込む
耐熱皿 / 焼く / 熱を閉じ込めることができ、食べ物の飛散も防げる
ステンレス製のボウル / 蒸す / 耐熱性があり、蒸したりポップコーンを作ったりするときにおすすめ
キッチンペーパー / 煮る / 弱火で煮るときの落とし蓋として使用するのに向いている
7つの代用品を詳しく解説
1. 鍋の蓋
鍋の蓋はフライパンの蓋と形状が似ていますよね。フライパンにぴったりと合う場合、フライパンの蓋の代用にできます。鍋の蓋は密閉性が高いため、焼き料理や煮込み料理に向いていますよ。鍋の蓋がフライパンよりも大きすぎると密閉できないため、サイズを確認しましょう。
2. アルミホイル
アルミホイルはフライパンの大きさに調節して代用できます。軽量で熱伝導がよく保温効果も高いため、食材を均等に加熱可能。
アルミホイルは高温で溶けることがあるため、過度な加熱を避けることが重要です。また、アルミホイルに火が触れないようにしてください。
3. 別のフライパン
形状や大きさがフライパンにぴったり合えば、別のフライパンで蓋を代用できます。重いフライパンを蓋代わりにすると、密閉性が高まり効率的に調理可能。フライパンの持ち手が熱くなるため、鍋つかみやミトンを使うことが重要です。
4. クッキングシート
クッキングシートは蒸し焼きにしたいときにおすすめの代用品です。フライパン内の蒸気を閉じ込めて料理を均等に加熱できます。使用時の注意点は、クッキングシートに火が直接当たらないようにしてください。また、クッキングシートが破れないように注意しましょう。
5. 耐熱皿
耐熱皿は高温に耐えられるため、フライパンの上に置いて蒸し焼きや煮込み料理ができます。透明な耐熱皿を使うと、食材の様子が確認しやすく、蒸気も適度に逃げるため、料理の仕上がりを見守りながら調整できますよ。耐熱皿は急激な温度変化に弱いため、冷たい食材を入れる際には十分に予熱することが重要。皿が重いため、フライパンを持ち上げる際に注意が必要です。
6. ステンレス製のボウル
ステンレス製のボウルも、耐熱性があり蓋の代用にできます。熱を反射し蒸気を閉じ込めることで、調理を効率的に進められますよ。軽量で取り扱いやすい点もメリットです。
ボウルが熱くなるため、取り扱う際には手袋や鍋つかみを使用しましょう。ボウルの縁がフライパンと完全に密着しない場合、蒸気が漏れやすいです。密閉できるようにボウルのサイズを調整しましょう。
7. キッチンペーパー
キッチンペーパーは軽量で柔軟性があり、食材の蒸気を適度に吸収しつつ、過剰な水分を防げます。フライパンの代用品としても手軽に使えて、蒸し焼きや煮込み料理に向いていますよ。
使用時の注意点は、キッチンペーパーに火が直接当たらないようにしてください。また、ペーパーが破れないように注意しましょう。
代用には使えないアイテムも覚えておこう
代用NGなアイテム
ラップ
プラスチック製品
紙製品
フライパンの蓋の代用品として、溶けたり燃えたりするおそれがあるものは絶対に使わないようにしましょう。例えば、ラップ、プラスチック製の皿や紙製品のものは、熱に弱く、過剰な加熱で溶けたり燃えたりする危険があります。これらを使用すると、火災や有害な煙が発生することがあり、非常に危険です。使用前に素材が高温に耐えられるかを確認し、適切な代用品を選びましょう。
フライパンの蓋の代用に関するよくある質問
フライパンより小さな蓋を代用として使っても大丈夫?
アルミホイル、キッチンペーパーや耐熱性のお皿のような蓋を代用する場合、フライパンより小さくても使えます。
四角いフライパンの蓋におすすめの代用品は?
四角いフライパンの蓋におすすめの代用品としては、耐熱皿、別のフライパンや鍋の蓋、アルミホイル、キッチンペーパーです。フライパンの形にぴったり合うサイズを選べば、蒸気を閉じ込めて調理が可能です。
卵焼き器の蓋におすすめの代用品は?
卵焼き器と同じ大きさのフライパンの蓋もしくはふたつ卵焼き器がある場合、一方を蓋として使うのがもっとも簡単で効果的です。ない場合はアルミホイルやキッチンペーパーを卵焼き器の大きさに合わせて使いましょう。
鉄フライパンの蓋におすすめの代用品は?
鍋の蓋もしくは、別のフライパンを使うのが良いでしょう。鉄フライパンは耐熱性に優れて、強い火力で調理ができます。そのため熱にも強いものを蓋の代用品として使いましょう。
餃子を焼くときの蓋におすすめの代用品は?
アルミホイルでフライパンを覆って蒸し焼きの状態を作りましょう。羽付き餃子を作ってそのまま皿にひっくり返して盛りつける場合は、大きさが合う耐熱皿を使うのもおすすめです。
用途に応じて、フライパンの蓋の代用品を選ぼう!
フライパンの蓋がなくても、代用品で調理は可能です。焼く場合は、フライパンのサイズに合った別のフライパンや耐熱皿が便利です。蒸す場合は、アルミホイル、ステンレス製のボウルで蒸気を逃がさず調理できます。煮る場合は、火力は強くないためキッチンペーパーやクッキングシートが最適ですよ。用途に応じた代用品を選ぶことで、調理効率を保ちながら、安全に調理しましょう。
ライター:ひねもすの料理手帖 mayuko(Youtuber / 食薬レシピクリエイター / 料理研究家)