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百日せき、相模原市内でも感染確認 全国的に流行、乳幼児は重症化も

タウンニュース

百日せき、相模原市内でも感染確認

全国的に百日せきの感染者数が増加傾向にある。東京都内で生後1か月の乳児の死亡例も報告され、流行が懸念される中、相模原市内でも感染者の報告があった。

相模原市が4月10日に発表した感染症週報によると、市内での百日せきの感染者数は2025年第14週(3月31日〜4月6日)に1人。第4週(1月20日〜26日)に1人を記録して以来の感染報告となった。

百日せきは、百日せき菌による急性の気道感染症で、けいれん性のせきが特徴。特に小児に多いとされるが、成人での感染例も確認されている。感染経路は飛沫感染で、1〜2週間の潜伏期間の後、風邪のような症状が現れる。その後、せきが徐々に強まり、顔を真っ赤にして激しくせき込むようになる。せきの終わりには「ヒュー」という音を立てて息を吸い込む発作がみられるようになる。

百日せきの予防にはワクチンが有効で、ワクチン接種によって罹患リスクを80%程度減らすことができるとされている。国内では1歳半までに5種混合(もしくは4種混合)で接種するが、相模原市感染症情報センターの担当者によると「免疫が持続する期間は4年〜12年。小学校高学年になると抗体が減っていると考えられる」。そのため、小学生が学校で感染して家庭内に菌を持ち込み、低年齢のきょうだいに感染させてしまうケースが珍しくないという。乳幼児の場合、せきによって呼吸困難を引き起こし、チアノーゼやけいれんを起こしたり、窒息や肺炎などの合併症を招いたりと重症化するリスクがあるため、注意が必要だ。

市は百日せきに関する情報をホームページで公開しており、市民への注意喚起を行っている。感染予防のため、手洗いやマスク着用、せきエチケットなどの基本的な対策を呼び掛けている。

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