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『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』はマルチバース?リード・リチャーズの黒板に隠された重大ヒント考察

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マーベル・スタジオ完全新作『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の予告編映像が公開された。これまでの(MCU)では見たことがない世界が広がっている。正史世界となったアース616との関連性を考える。

実は、この作品の詳しい舞台設定はわかっていない。米プレスの公式資料では「1960年代風のレトロフィーチャーな世界(a 1960s-inspired, retro-futuristic world)」と記されているのだが、あくまで“風”であり、1960年代と断言されているわけではない。

だから、現代設定であるアース616とのつながりがわからない。

以下は現実世界の1960年代ニューヨークの写真。予告編に登場したランドスケープショットには独自の近未来的な建物も散見されるが、概ね1960年代の街並が再現されているように見える。仮に1960年代の設定であれば、彼らの存在がこれまでのMCU内で言及されなかったのはおかしい。

Harold Egeberg (photographer); family photo inherited by Alex Dawson

Harold Egeberg (photographer); family photo inherited by Alex Dawson

ご想像の通り、おそらく正解はマルチバースだ。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギは、本作の世界がマルチバース設定となることを過去にいる。ファンタスティック・フォーは彼らの世界で活躍し、なんらかの形でマルチバースを超えて『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』や『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ』に合流することになりそうだ。そのヒントがすでに今回の予告編に隠されている。

映像の0:39で一時停止して確認してみよう。マーベル・ユニバース最高峰の頭脳を持つ天才科学者リード・リチャーズが、黒板で何かを計算しているところだ。彼の奥を見てみると、平面上の二つの穴をワームホームのような管で繋ぐ図が描かれているのがわかる。チョークの手描き文字をはっきり読み解くことはできないが、“EXIT"や“Futurte”らしき文字が描かれている。

© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.

© 2025 20th Century Studios / © and 2025 MARVEL.

筆者は物理学者ではないが、これはタイムトラベル理論を考察するときに扱われるワームホールのイメージ図とよく似ている。おそらくリード・リチャーズは、ある一点から別の点(未来)に移動するタイムトラベル理論について独自に研究を進めているのだ。

タイムトラベルといえば、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でアベンジャーズも挑戦した。彼らの取り組みは成功したが、2012年にロキが不規則行動をしたことで分岐時間軸が生まれ、マルチバースが発生する。神聖時間軸から逸脱する誘惑に満ちたタイムトラベルは、マルチバースと隣り合わせのものであると言える。

(C)2021 Marvel

ここから想像できることは、リード・リチャーズが研究を完成させ、ファンタスティック・フォーがタイムトラベルに出発。その過程で分岐時間軸があり、時間変異取締局TVAの世話になりながら、アース616のアベンジャーズたちの危機を知る……といったような展開。あるいは、天才リード・リチャーズは独自にマルチバース間の移動技術にまで辿り着き、彼らは並行世界を飛び越えて冒険するかもしれない。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のニューヨークには超巨大なコズミック・ビーイング、ギャラクタスが襲来する。つまり、彼らの世界はもう元通りではなく、運命のあり方は永遠に変わってしまうはずだ。人類を救うために、ファンタスティック・フォーは未来や異世界にそのヒントを求めるようになる……という壮大な物語が待ち受けているかも?

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』は2025年夏劇場公開。

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