Webカメラを利用したAI解析技術を建設現場で使う利点とは?
株式会社L is Bの代表である横井太輔氏がパーソナリティを務めるラジオ番組「L is B presents 現場DX研究所」(文化放送 毎週月曜日20:00~20:30)
7月1日放送では、萩原建設工業株式会社 取締役副社長 萩原一宏氏、業務改革推進グループ 高嶋利直氏をお迎えし、最新の技術や今後のビジョンなどについて詳しくお話いただいた。
松井佐祐里アナ(パーソナリティ)「まずは、企業プロフィールをご紹介致します。萩原建設工業は1918年、萩原組として創業し、1949年に現在の萩原建設工業株式会社に社号を変更しました。北海道・十勝を拠点に マンション、医療施設、教育文化施設、商業施設、事務所・工場・倉庫などの建築工事やトンネル、河川、道路、橋梁、造成、港湾などの土木工事を手がけている総合建設業です。コーポレートスローガンには、『未来を築く情熱を、挑戦に。』を掲げており、最近ではDXにも積極的に取り組まれています。注目の最新技術を教えてください」
萩原建設工業株式会社 取締役副社長・萩原一宏氏「弊社で開発しましたWebカメラを利用したAI解析技術です」
L is B代表・横井太輔氏(パーソナリティ)「詳しく教えてください」
業務改革推進グループ・高嶋利直氏「インフラDX大賞の優秀賞をいただいた現場で使っている技術の一つです。現場の方にWebカメラを設置してそれを現場の事務所や会社で遠隔で見れるようにしています。弊社はベンチャー企業と一緒に開発をして、映像の良さ、画像の良さとリアルタイムで映像が流れる動画を撮れるというところが、優れています。画像の解像度を良くしているのは、AI解析の部分で、例えばダンプが入退場する時に、ナンバープレートで解析するのですが、ナンバープレートが読み込めることで、何番のダンプのが入退場したかがわかります」
松井「これから改善したいことなどはありますか?」
高嶋「体調管理とかですね。画像で、例えば体温が上がったとか、心拍数が上がったとかっていう部分が解析できたりすると、非常にその管理という部分でも安全という部分でも役立っていくのかなと思います」
松井「今後のビジネスのビジョンは?」
萩原「社員が仕事を楽しめる会社にすること。そして、どんどん新しいことにチャレンジできる会社にしたいと思ってます。萩原建設工業は北海道帯広市という所に本社があります。やはり地方の建設業なので、地域に育てられたという意識が強くて地域貢献をとても大事にしています。何をもって地域なのかを考えたときに、やっぱり一番は社員だと思うんです。まず社員にちゃんと還元しようと。その次に社外のいわゆる周りの地域だと思うんですけど、そのために社員が楽しく働く会社にしたいよねと思ったのが始まりで、その時に社員からなかなか前向きな意見が出てこなかったんですね。それをちょっとずつ変えて今は多くの意見が出るようになりました」
横井「活発に社員の皆さんから意見が出るようになった。素晴らしいですね」