還暦ロックシンガーの現役感 ② 岡村靖幸はSUPER EIGHTとも共演!テレビに出るたびSNS沸騰
スリー・ストーリーズ by Re:minder
還暦ロックシンガーの現役感 ② 岡村靖幸
岡村和義にSUPER EIGHT、「MUSIC AWARDS JAPAN」にもサプライズ出演
岡村靖幸が60歳になった。あの岡村ちゃんがついに還暦か… と感慨深い。しかも現役バリバリというか、なんだったら若返っている印象さえあるのだから。
昨年は、斉藤和義とのユニット “岡村和義” が大きな話題となり、全国8都市12公演のツアーは連日大盛況だった。さらに、SUPER EIGHTのアルバムに参加して曲を提供。12月に放映された『2024 FNS歌謡祭』(フジテレビ系)では、その提供曲「ハリケーンベイベ」でSUPER EIGHTと共演し、彼らとの歳の差などぶっ飛ぶようなパフォーマンスを披露した。
そして今年(2025年)、岡村ちゃんトピックとして挙げたいのが、国内最大規模の国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2025』への参加だ。NHKでも生中継された授賞式のオープニングショーに突如登場し、ロームシアター京都の階段を昇りながら、「♪たぶん23歳 うーっ たぶん、たぶん、たぶん23歳」と、おなじみのキラーフレーズを歌って踊る姿を披露。サプライズ出演だったため、全国のベイベ(岡村ちゃんファン)に激震が走った。
1990年代後半から2000年代にかけての岡村ちゃん暗黒期
すごいのは、毎回テレビに登場するたびに “誰? あのメガネでスーツ、サラリーマンみたいなカッコで歌って踊る人” と、SNSで話題となること。そして、ちゃっかり新規ベイベを獲得するのだから。
この、“ちゃんと今も活躍する岡村靖幸” にすっかり慣れ、テレビに出たとき、パフォーマンス時間をもっと長くしてほしいなどと思うこともある。だがその度に私は、“貴様、歯を食いしばれ、あの辛かったときを思い出せ” と自分自身を叱咤する。
そう、1990年代後半から2000年代にかけてのあの岡村ちゃん暗黒期である。過去のコラム祝 岡村靖幸57歳!闇からの復活劇を経て岡村ちゃんは天使になったにも書いたが、あのとき私は、岡村ちゃんが表の音楽界から消えてしまうことを覚悟した。それを思えば、出演時間がちょっと短いことくらい、なんだである。とはいえ、今の岡村ちゃんにまったく要望がないわけではない。
新規ベイベを虜にすること間違いなしのスーパーショウ
このところの岡村ちゃん、文化人的な活動がやたら目立つのである。イベントやラジオの出演、雑誌の連載。岡村ちゃんが気になる人にインタビューする『週刊文春WOMAN』(文藝春秋)の連載を読むと、このためにさまざまな書物を読んでいることもわかる。
勉強熱心な文化人・岡村靖幸も素敵だが、私たちベイベが望むのは、やっぱりDATE(岡村ちゃんのライブ)なのだ。復活後、毎年2回のツアーという幸せにどっぷり浸りすぎてしまったため、しばらくツアーの発表がないときはモヤモヤしてしまう。そんな私の想いが届いたわけではないだろうが、8月14日の岡村ちゃん誕生日に岡村和義の再始動と東名阪のライブが発表された。
変身したらいつもスターでいるよ
念じたら君のスターでいるよ
カモン Baby カモン Baby
僕の劇場 スーパーショウ
ーー「ハリケーンベイベ」にこんな歌詞がある。還暦なんて関係なし。古参ベイベはもちろん、新規ベイベも虜にすること間違いなしのスーパーショウ。岡村和義もいいけど、次のDATEのお誘いも待ってるよ、岡村ちゃん。