馬渡島でのデイアジング釣行で26cm級アジが連発【佐賀】日陰のポイントを狙い撃ち
親戚のおばちゃんに「アジ釣ってきて~」と頼まれアジングを楽しみに佐賀県の呼子沖、馬渡(まだら)島へ。
馬渡島でアジング釣行
すでに名護屋港の桟橋には、数人の釣り人が待機していて午前8時35分に出船。
馬渡島に到着してからは清掃代200円を払って、友だちはいつもの先端方面に急ぎ、私は午前中にいいポイントかなと思われる途中のところで様子をみる(桟橋近くは昨年から釣り禁止になっていて注意が必要。ロープが張られている)。
豆アジとサバヒット
まず朝一番活性の高いアジを釣るためにメタルジグタックルでやってみる。
チューブラータイプのアジングロッドに8ブレイドの0.3号のPEライン、それに1.5号のリーダー40cmをオルブライトノットで結束、ブルピンカラーの5gのメタルジグをキャスト。
アジに加えカマスも視野に入れたシャクリでアタリを拾う。海底まで落としていると途中でラインが止まる。半信半疑でアワセを入れてみるとガツンと豆アジだが1投1投ヒット。
おばちゃんから「小さいのも持って帰ってきて」と頼まれているので豆アジもキープ。が、釣り人の性(さが)で豆アジばかり釣るのでは納得することはできずサイズアップを狙う。
サバも足元近くから沖まで泳いでいてその群れの中に25cmクラスのアジも数尾見える。すると突然サバがベイトを捕食しだし、水面がバシャバシャと海面が賑やかに。メタルジグをキャストすると今度は1投1投サバがヒット。
25cmクラスのアジ連チャン
アジングタックルなのでサバの突っ走る引き味はやり取りも堪能できて楽しいが、狙いはアジ。あの中から良型アジを釣る方法はないのかと足元の堤防のキワに目をやるとキワから30cmくらいまではアジしかいない。それも25cmクラスが中層から底付近に見える。
ためしに堤防ギワを一気にメタルジグを落としていくと、中層で25cmクラスのアジがヒラを打った。アワセを入れてみると掛かっている。重量感で25cmクラスのアジ!すぐに同じように狙うと連チャンで同クラスがヒット。
周りの釣り人はサバの猛攻に苦戦しているようだが私にはアジがヒット。すると隣に「どうやってアジだけ釣りよると?」と男性から声を掛けられた。釣り方を説明して狙ってもらうと男性にも連チャンでアジがヒット。「ありがとう」とお礼をいわれ、ちょっといいことをした気分に。ただ日が昇るとアジの姿がだんだんと見えなくなり、午後からの本命ポイントに移動。
カマス混じりに連発
ここは日陰になって堤防のキワは暗くアジの姿を目視できないが、また先ほどのパターンで堤防のキワにメタルジグを落としてみる。すると最大で26cmのアジが面白いようにヒット。
するとまた先ほどの男性2人も隣に来て3人で良型のアジが入れ食いに。たまに35cmクラスのカマスもアタる。2時間くらいたって20Lクーラーも半分くらいアジが入ったのでちょっと休憩。
朝イチから本命ポイントに入った友だちも26cmクラスを頭にアジをたくさん釣っていて、ただ早いうちは豆アジが多かったようだが、1時間をすぎた辺りから良型のアジが廻ってきたようだ。
毎回思うがデイ・アジングでこれだけアジが釣れる島って、海の中はどんなんなっとんやろう?アジの絨毯(じゅうたん)なのか?など毎回デイ・アジングを楽しませてくれる島に感謝、自然に感謝して午後3時45分の最終便の10分前までアジングを楽しみ、重いクーラーを何度も左右の手を持ち替えながら歩きフェリーに乗り込んだ。
<週刊つりニュース西部版APC・鶴原修/TSURINEWS編>
馬渡(まだら)島
この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年3月15日号に掲載された記事を再編集したものになります。