本当に防災対策してますか? 大切な人を守るために家庭でできること
2024年元旦の石川県能登地方の地震は、まだ記憶に新しいですよね。日本のどこかで災害が起こると、一時的に防災意識が高まるものの、喉元を過ぎればつい防災対策を忘れてしまいがち。
今回は災害の多い日本だからこそ、家庭でできることを6つ、ご紹介します。40代ファミリー層の皆さんはぜひこれを機に防災対策を見直してみてください。
家庭でできることは? 防災対策の基本3つ
まずは、家庭での防災対策の基本となる3つのポイントを見ていきましょう!
1. 非常食と飲料水の備蓄
一度大きな災害が起こると、数日間は水や食糧が手に入らない事態も起こり得ますよね。お店や電気、ガス、水道などのインフラも止まってしまえば、つらく不安な時間を過ごすことに…。
そうならないためにも、日頃から非常食と飲料水の備蓄をしておきましょう。最低3日分以上用意しておくのが目安です。
水は、一人1日3リットル程度の備蓄です。気がついたら賞味期限が切れていたなんてことのないよう、普段から期限が近いものを食べながら買い足す「ローリングストック法」を試してみましょう。
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2. 防災リュックの準備
いざという時に、さっと必要な最低限のアイテムを持って避難できる状態にしておくことが大切です。必要だと思われる防災グッズを揃えたら、リュックにまとめて玄関などに置いておきます。
現金、懐中電灯、携帯ラジオ、予備の電池、救急セット、手袋、マスク、充電器などを入れておくといいですね。防災リュックも耐火・耐水仕様のものを選んでおくと安心です。
3. 家族での避難時の情報共有
いざ災害が起きた時には、電話が通じなくなることも考えられます。そうなった時に家族がきちんと合流でき、無事を確認し合えるように避難場所や緊急時の集合場所を決めておきましょう。
また、非常時の連絡方法や災害伝言ダイヤルの使い方、ドアに張り紙をするなど、より詳しい内容を決めておくといいですね。家を出る時にはブレーカーを落とす、火の元を確認する、戸締りをするなどの決め事も子供に伝えておきましょう。
家に関する防災対策も大事! 家庭でできること3つ
避難時の対策がしっかりできたら、家の中の防災対策もしておきましょう。
1. 家具を固定する
地震が起きた時、家具が倒れて下敷きになることも想定できます。家にある家具はすべて壁に固定しておくと安心。家具の固定ができるアイテムには、突っ張り棒や粘着マットなどいろいろなものがあります。
中でも一番確実なのは、壁にL字金具で家具を固定する方法。賃貸など壁に穴が開けられない時には、突っ張り棒と粘着マットを組み合わせてしっかり固定しましょう。
2. ガラス飛散防止対策をする
台風や地震の際、家の窓ガラスが割れると、非常に危険です。雨風も防げなくなるため、事前にガラス飛散防止対策をしておくといいですね。一番簡易的な方法は、ガラス飛散防止フィルムを貼る方法。貼る場合は、一部ではなく全体に貼りましょう。
防災性能が高いガラスに張り替えたり、夜はきちんとカーテンを閉めておくこともガラス飛散防止につながります。
3. 避難経路の確保
いざという時、家から外に出るための避難経路も確保しておきましょう。特に、外に出るための玄関とベランダには、倒れた時に動線を塞ぎそうな家具を置かない、もしくはしっかり固定するなど対策しておきます。
廊下などの通路や、各部屋のドア周りに倒れそうな家具や道を塞ぐインテリアなどを置かないよう、配置換えも検討してみてください。
防災対策は早めに! 家庭でできることはたくさんある!
災害が起こらないのが一番ですが、実際にはそうはいかないのが現実。いざという時に慌てないためにも、防災対策は早めにしておきましょう。
家庭でできることはたくさんあります。ぜひこの記事を参考にして、基本の防災対策を行ってくださいね!
(コクハク編集部)