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浮気男に制裁! 街中で壮絶な修羅場…からのプロポーズにえっ? 怒涛の急展開に妊婦が下した決断

コクハク

(写真:iStock)

 出会いのきっかけとしていまや定番のマッチングアプリ。近年ではその出会いが結婚につながることも多いそうで、純粋な恋愛に活用されるイメージが強くなってきましたよね。でも、スマホひとつでたくさんの異性と出会えるこのツール、じつはリスクも高め。

まさかの人物とマッチングし、壮絶な修羅場を経験したというさやかさん(仮名/33歳)さんの衝撃のエピソードをシェアします。

数々のマチアプを駆使していた彼氏

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 彼氏と付き合って2年。半年後に結婚しようと決めた矢先に私の妊娠が発覚し、入籍を早めようと相談していたタイミングでした。

 ふと心がザワついて、彼のスマホを見てしまったんです。

 彼のスマホには、マッチングアプリが入っていました。それもひとつじゃなかったんです。

 真剣な恋人探し用と謳われているものから、遊びやパパ活に特化したものまで、3〜4個は登録されていました。

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架空の女性になりすましてマッチ

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 ショックよりも「誰とどんなやりとりしてんの?」という好奇心が勝った私。

 アプリをのぞいてみると、誰かに会った形跡こそないものの「ドライブ行きませんか?」といったお誘いや「◯円で大丈夫なので、スリーサイズと顔写真をください」といったパパ活打診のメッセージがわらわらと…。明らかにサクラとわかる女性にも熱心にメッセージを送っていて、なんだか滑稽でした。

 ちなみに、真剣に恋人探し系アプリの自己紹介には「将来のことも考えているので遊びは嫌です」との表記。いったいどの口が…?

 そして悲しさやら怒りやらいろんな感情渦巻くうちに、「私が彼とマッチングして懲らしめられないかな?」と思いついたんです。

 直近で彼のログイン履歴があったアプリで架空の女性「なお」になりすまし、彼とのマッチを試みました。

堂々「彼女いない」発言…デートの約束へ

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 私がなりすました「なお」は、すぐ彼とマッチしました。初回のメッセージからLINEの交換もスムーズで、1週間毎日やりとりを続けました。

 彼はすっかり「なお」に興味を持ち、「いま彼女はいないよ」「なおと話すと癒される」「予定合わせよ」と会う気満々。「コイツ…!」とあふれる怒りをおさえつつ、デートの約束を取り付けました。

 一方、同時に彼からリアルな私には「最近さやかと話すと気分悪い」「なんでいちいち突っかかってくるわけ?」とLINEがきていました。

 私はかなり態度に出てしまうタイプ。マッチングアプリのことは黙っていたものの彼への嫌悪感が隠しきれず、冷たい態度をとってしまい険悪になっていたんです。

 だから彼は「なお」と会う日がより楽しみだったことでしょう。ごめんね、それ私だけど。

渋谷のど真ん中で修羅場勃発!

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 そして運命のデート当日。何かあったときのために親友に協力を頼み、一緒に待ち合わせ場所の渋谷へ向かいました。

 近くへ着くとすでに見慣れた彼の姿が。心臓が飛び出そうなほどドキドキしながら、偶然を装い「あれ、なにしてるの?」と声をかけると「友達と待ち合わせ」と彼。私は「なおちゃんのこと?私がなおだよ」とカミングアウトしました。

 とたんに彼は「ふざけんなよ!」「やっていいことと悪いことがあるだろ!」と逆ギレ。真昼間、休日の渋谷で声を荒らげました。

「いやお前がな」って話なのですが、勢いに圧されてひるむ私。そこで親友が「妊娠している彼女がいるのにどういうつもりなんですか?」と啖呵をきってくれました。

 でも、彼は私の親友にまで「お前は関係ねえだろ!他人が口挟むな!」と怒鳴り散らす始末。私から仕掛けたとはいえ、まさかこちらが悪いかのように激昂されるとは思わず頭が真っ白に。

 そんな私をよそに、怒り心頭の彼は「話があるなら家で聞く」と告げ帰っていきました。

まさかのサプライズプロポーズ! その結末は

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 どんな修羅場になるのか不安と恐怖いっぱいで帰宅すると、テーブルの上には私宛ての手紙が。そこにはこれからふたりで子どもを育てていきたいという旨、そして「結婚してください」の文字。意味がわからず「は……?」と呆気にとられてしまいました。

 彼にどういうことなのか聞くと、もともとプロポーズする予定でサプライズの準備をしていたそう。

 つまり、彼は昼間にマッチングアプリで「なお」に会い、その日の夜は私にプロポーズする腹積もりだったということです。

 もう感覚が理解不能すぎて、逆に冷静になりました。「私にプロポーズする日に、別の女(私だけど)に会おうとしてたの?どういう神経?」って。

 しかも、マッチングアプリで釣ったことについては「回りくどいことしないで直接言えよ」となぜかまた私が怒られる羽目に。

めでたく結婚したけれど…

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 でもなんだかんだで丸め込まれ、結局「もうしない」という彼の言葉を信じてプロポーズを承諾しました。少しは痛い目を見たはずだし、きっと変わってくれるって思っちゃったんです。

 でも、彼は変わりませんでした。その後もマッチングアプリはやめず、さらに風俗通いと不倫も発覚、5年で離婚にいたりました。

 やっぱりパートナーに隠れてやましいことをする人は、結婚しても子どもができても変わらない。今となっては笑い話ですが、あのときの私には「その男、絶対やめとけ!」って伝えたいです。

(くらげ/ライター)

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