対処方法を学ぶ 東中で防災・減災教室〈厚木市・愛川町・清川村〉
愛川町立東中学校で3月14日と15日、「防災・減災教室」が行われ2年生144人が災害や地震への備えと対処方法を学んだ。講師は町内を拠点に、災害や減災について啓発活動を行っている「あいかわ町災害ボランティアネットワーク(ASVN)」の会員が務めた。
前半の講義で生徒は、地震などの災害で発生する様々なトラブルの対応方法を、ゲーム形式で学んだ。後半のワークショップでは、ビニール袋やネクタイ、サランラップの芯を使った骨折やけが人への対処方法と、毛布と竹の棒で作った担架による搬送方法を習得した。
生徒は「結び方や巻き方など、最初は難しく感じスムーズにできなかったが、何度かやるうちに上手く巻けるようになった」と答えた。
指導にあたった同ネットワークの会員は「災害時は、必要なものがあるわけではない。限られたものでいかに工夫して使うかがポイントになる。今回学んだことは、いざという時に思い出し、役に立ててほしい」と生徒に呼び掛けた。