吹奏学部 支えになる演奏を 卒業生も参加し応援
アルプススタンドから力強い演奏で選手を鼓舞する吹奏楽部。3月下旬の定期演奏会に向け練習に励む中、野球部の春のセンバツ出場が決まった。練習曲数が倍増するため、「間に合うかなと不安の方が強かった」と部長の余湖咲姫音(よごさきね)さんは話す。
部員は3年生を含め総勢14人と、吹奏楽部としては少人数。パートが足りず、他パートも吹き替えで演奏することはざらだという。そんな中、心強い助っ人となったのが卒業生。甲子園に向け、統合前の清水ヶ丘高校や大岡高校の卒業生も含めてボランティアを募集し約20人が協力を申し出てくれたという。合同練習は出発直前になるが、在校生にとっては頼もしい存在だ。「『甲子園で勝つ』という野球部の心の支えになるような演奏ができれば」と話した。
昨夏から使う清陵のオリジナル応援歌は、野球部の3年生有志が振り付けを含めて改良し、披露する。中川虎之介さんと中田悠太さんは「応援から試合の流れを作っていきたい」と力を込めた。