【月間MVP】セはDeNA東克樹と阪神・近本光司、パはソフトバンク・モイネロと日本ハム・レイエス
東克樹は3勝、防御率0.90、近本光司は打率.390
プロ野球の8月度「大樹生命月間MVP賞」が10日発表され、セ・リーグはDeNAの東克樹と阪神の近本光司、パ・リーグはソフトバンクのリバン・モイネロと日本ハムのフランミル・レイエスが受賞した。
東は昨年の9・10月度以来となる2度目の受賞。4試合に先発し、30回を投げリーグトップタイとなる3勝、同トップの防御率0.90をマークした。
7日の中日戦では9回無失点、13日・広島戦では8回無失点と好投。21日の中日戦では、6回1失点の投球で2年連続の二桁勝利を達成した。28日の阪神戦でも7回2失点の投球を披露。これで昨年8月4日の阪神戦から続く連続クオリティ・スタート記録を31試合まで伸ばした。投手部門でのDeNAからの受賞は自身が前回受賞した昨年9・10月度以来となった。
近本光司は入団6年目でうれしい初受賞。全25試合に一番打者として出場し、打率.390、21得点、39安打、6盗塁、出塁率.470の5部門でリーグトップの好成績。13日の巨人戦から14試合連続安打を記録するなど猛虎打線を牽引した。打者部門での阪神からの受賞は、昨年9・10月度受賞の佐藤輝明以来となった。
モイネロは3勝、レイエスは打率.403、8本塁打
モイネロは今年の6月度以来2度目の受賞。8月度4試合に先発し、リーグ2位タイの3勝をあげた。13日の西武戦では初回の1失点のみに抑える完璧な投球で自身初の完投勝利。27日のオリックス戦では6回3安打1失点の好投で、球団の外国人左腕初となる2桁勝利を達成した。
100ホールド以上を記録した後に、先発として2桁勝利達成はプロ野球史上初の快挙となった。外国人投手の年間複数回の受賞は2002年5月度、6月度受賞のJ.パウエル(近鉄)以来となる。
レイエスは来日1年目で初の受賞。8月は23試合に出場し、リーグトップの打率.403、出塁率.429、長打率.779、同トップタイの31安打、同2位の8本塁打、同2位タイの23打点を記録するなど、好成績を残した。
出場23試合中、全試合で出塁しながら、11試合で長打を放ち、月間OPSは脅威の1.208をマークした。28日の楽天戦では3安打2本塁打の大暴れ。8月最終戦となった31日の西武戦では、22試合連続安打(故意四球のみの試合を挟む)となる安打を放ち、2006年にF.セギノールが打ち立てた、球団の外国人選手としての連続試合安打記録を更新した。
【関連記事】
・データで選ぶ8月月間MVP 巨人・菅野、オリックス宮城が圧投 阪神・森下、日本ハム・レイエスの猛打炸裂
・セ・リーグ球団別週間MVP 阪神・森下翔太は逆転Vの使者になるか?中日・細川成也は2年連続20発
・パ・リーグ球団別週間MVP 日本ハム清宮、ソフトバンク山川、西武・佐藤龍、ロッテ・ソトと主砲が躍動
記事:SPAIA編集部