病院で必ず名前をまちがえられる…書き順まちがい直すべき…?漢字あるある
●9月8日は「国際識字デー」
国際デーの一つ。英語表記は「International Literacy Day」。
1965年(昭和40年)9月8日、イランのテヘランで開かれた世界文相会議でイランのパーレビ国王が軍事費の一部を識字教育に回すことを提案したことを記念して、ユネスコが9月8日を「国際識字デー」に制定しました。
現在世界には戦争や貧困などによって学校に通えず、読み書き(識字)のできない人が約7億7300万人いると言われています。
もし文字が読めなかったら…。本で知識を得ることもできず、漫画で笑うことも、感動することもできません。読み書きができないことで、得られるはずの情報も得られず、文章で意思表示もできません。そんな子どもたちがたくさんいます。私たちにも、何かできることはないものでしょうか。
漢字の書き順って、そんなに重要?
個人的な感想ですが、日本語って覚えるのが本当に大変だと思うのです。英語圏ならA~Zを覚えてしまえばいいけれど、日本語はひらがな、カタカナ、そして、漢字。その漢字がまた覚えるのが大変…。大人だって、全て読んで、書けるわけでもありません。
そこで、口コミサイト『ウィメンズパーク』で漢字にまつわる「あるある」をのぞいてみました。
「寿司屋の湯飲みで、さかなへんの漢字は完璧!(笑)」
相撲好きの子も、漢字に強い!
ちなみにポケモン好きの子は、カタカナを覚えるのが早い!
「字が汚い人は頭の回転が早く、字を書く速度が頭の思考についていけてないからだと、自分で自分を慰める」
頭のよい人が書き順を間違えていると、そう思うけれど、普通の人がそれだと、単に「お勉強嫌いだったのね」と思われるということでしょうか。
「書き順違っているのを見ると、なんだか気持ちがザワっとする。靴の右と左を逆に履いているのを見つけたような…。こちらに被害はないけれど、教えてあげたいような、落ち着かない気分になる」
なるほど。お箸の持ち方が違う人と一緒に食事をしているような落ち着かなさ、といったところでしょうか。
「息子の書き順には度肝を抜かされるけど、よく調べるといつのまにか30年前と書き順が変わってて、息子にドヤ顔される」
そうそう、子どもに強気で直させたものの書き順が改訂されていて、恥をかく~。
恥と言えば、
「聡子を、恥子と書かれる~」
そんな、恥じ→聡、己→巳など似ている漢字の名前や珍しい漢字の名前は、病院やいろいろなところで間違われているようで、
「名前が珍しい漢字で誰も読めない。訂正するのも面倒過ぎて、病院で間違えて呼ばれても周りで誰も立たなければ、しれーっと診察室に入ります」
「以前は名前の読みの間違いを必死に訂正してたけど、最近は、子どもも間違えて呼ばれても『あ、俺のこと呼んでる』と分かるように」
「苗字が旧字で、免許更新センターのパソコンにはなぜかその漢字がなくて、数年間、一部分だけ手書きの免許証でした」
「ショップや美容院のメンバーズカードは、間違えられてても訂正させるのも面倒なので間違えたままスルー」
「小・中・高校の卒業証書も全部漢字間違い。賞状系はほぼ全滅」
もはや別人…。
それでも、間違いの訂正に辟易している人が多いようで、公正文書以外はスルーする人が多いようですね。
ホント漢字の読み方、書き方を覚えるのは大変!
「とりあえず子どもには書き順を直させるけど、私は腹のなかでは、書き順なんてどうでもいいやんと思ってます。文字は伝われば上等!の精神です」
それでも子どもの書き順の間違いを見ると、キリキリして叱りたくなっちゃうときもありますよね。
(文・井上裕紀子)
■文中のコメントはすべて、『ウィメンズパーク』(2022年1月末まで)の投稿からの抜粋です。
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