北綱小 地域と食品開発 オンラインで始動
北綱島小学校(月橋準弥校長)6年2組は総合的な学習の時間で「食品開発プロジェクト」に取り組んでいる。NPO法人精神保健を考える会まいんどくらぶが運営、自主製品の製造・販売等を行う四季菜館(綱島西)と協力し、クッキーの開発を企画している。
プロジェクトは、アレルギー持ちである児童、長谷川さくらさんの「アレルギーがある人でも食べられる物を作りたい」という発想から展開された。授業を通して、思い出や物を地域の人と共有できる食品を開発し、地域とのつながり、地域の人同士のつながりを作ることを目的としている。顔の見える関係となることで、平時だけでなく有事の時にも生かしていく。
1回目の会議は9月3日、オンラインで開催。門瑞貴さん、山本陽路さんの児童2人が司会を務めた。児童らは四季菜館の施設長、高橋大輔さんと内田涼子さんに、「どんなクッキーが売れるか」「ジャムは使えるか」等、さまざまな質問を投げかけイメージを膨らませていった。中には「四季菜館が笑顔になれるように」という声も。
門さんは「緊張したけど作るのが楽しみ」と笑みを浮かべた。高橋さんは「子どもの自由な発想をできるだけ形にしたい」と話した。今後は、地域の人にインタビューなどを行い、商品化したクッキーは地域のイベントなどで販売する予定。