【加茂市・加茂まつり】全国的にも珍しい「乳母まつり」とは。「加茂まつり」として長年親しまれる青海神社の春季例大祭
加茂山に鎮座する「加茂のお明神さま」で、加茂市を中心に三条、田上一帯の総鎮守として726年に創建した青海神社。境内には青海神社のほか、京都最古の賀茂別雷神社（通称上賀茂神社）と賀茂御姐神社（通称下鴨神社）の御分霊をも祀る由緒正しい神社です。
毎年5月21日には通称「加茂まつり」として親しまれている青海神社の春季例大祭が行なわれ、青海神社、賀茂別雷神社、賀茂御姐神社の三社の神輿を若者が担いで神社を出発し、加茂市内大通りを練り歩きます。
神輿のほかにも、天狗姿で「みちひらきの神様」としておなじみの猿田彦が先頭を守り、その後ろで小旗を持ち元気よく掛け声を発しながら参列する小学生たちや、武士の格好をした年中年長の幼児の男の子など、たくさんの市民も参加します。
そんななか目を引くのが、美しい産衣で身を包んだ生後1年未満の赤ちゃんをおんぶしたお母さんたちの参列です。
下鴨神社の御祭神である玉依媛命（たまよりひめのみこと）は子授け、安産、子守りの神様として古くから信仰されていることから、加茂まつりは別名「乳母まつり」とも呼ばれ、赤ちゃんが健康に育つよう行列に供奉して、御神徳を賜わる珍しい習わしが残っているのが大きな特徴です。
14：00に神社をスタートする行列は、加茂市内のあちらこちらをめぐり、約6キロ、およそ４時間の行程になります。沿道に集まった多くの市民の歓声と共に賑やかに進んでいきます。
加茂まつり
開催期間
5月21日（水）
会場名
青海神社
会場住所
加茂市加茂229
問い合わせ先
加茂市商工観光課
問い合わせ先
電話番号
0256-52-0080
リンク
https://www.aomi-jinjya.or.jp/matsuri/syunkireitaisai.html
備考