自立したい時期は同じ空間にいるのもストレス?ひとりになれる空間の作り方とは!?【12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育】
ひとりになれる空間をつくる
自立したいけれど、自立することへの不安が入り混じっている時期、ずっと同じ空間にいるのが、よりストレスとなってしまうこともあるので、子どもがひとりになれる空間が必要になります。
ドアがあるようなひとり部屋が理想。自分だけになれる空間なので、心も解放され、ほっとできるでしょう。セルフプレジャーをするようになったら、とくにひとりの空間が必要です。親が部屋に入るときには、ノックをして返事をするまで入らないなどのルールをつくっておけば、お互いに気まずい思いをしないですみます。
住居の都合で、ひとり部屋が厳しいというときも、寝るときはひとりになれるように、簡易カーテンやパーテーション、家具などで仕切りをつくるなどの工夫を。性別の違う兄弟姉妹のときには、性ホルモンが高まってくるころには着替える場所を分けるなどの配慮が必要でしょう。下着の洗濯を分けたり、入浴は別々にするなど、男女で一緒にしないようにします。
また、「会話もしたくない」という時期だったら、親の側も必要最低限の会話にシフトチェンジ。「おかえり、学校どうだった?どんな授業したの?誰と遊んだの?」などと聞かず、ぐっとこらえて「おかえり。おやつ食べる?」のみにするなど。干渉しすぎないことを心がけてみましょう。
仕切りをつくる工夫をする
ひとり部屋の確保が難しいときは、簡易カーテンで仕切ってひとりの空間をつくるなど
【出典】『12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育』著: 高橋幸子