関心が署員の意欲に 本間俊三さん(79)
▽警察官の支援、激励を目的として活動する警察官友の会。その会長に今年6月に就任した。活動内容は、武道始め式後の署員への慰労会や署員への表彰など、治安維持にあたる警察官を励ます。同会に入会して約30年。署員や警察官幹部と接し「表からは見えない苦労を知る。使命感が強く、気の休まるときがないのでは」と推察する。そんな署員に対し「いいことは褒め、問題があると感じたときはきちんと指摘もする。そんな関係を築いていく」と語る。
▽元相模原市議会議員。25年前、地権者からの相談がきっかけでJR町田駅南口の不法風俗街撲滅運動の中心メンバーとして活動した。臨時警備出張所の開設や街頭啓発活動など、市民、警察、行政が一体となり取り組み約7年。最後に残った店舗が取り壊され目的を遂げた。撲滅したモデルケースとして、他自治体から多くの注目を集めたという。「警察は市民が味方すると本気になる。逆に無関心でいると力は入らない」と、当時を振り返る。経験を胸に、市民と警察の間に立ち活動していく。