<義姉、2万円を要求!>還暦祝いはみんなで旅行?義実家の絆が強すぎて……負担ツライ!【まんが】
私はアンナ。夫のヨウスケとの間に子どもがひとりいます。夫には姉と兄がいます。義家族はみんな仲が良くて、さらにきょうだいの絆が強いです。私にも妹がいますが、私と妹は年に1回しか会わないこともよくあるし、普段あまり連絡をとりません。けれど、夫のきょうだいは違います。旅行は家族みんなで行きたがるし、両親のお祝いは家族総出だし……。一応、今までは夫の意向に合わせるようにしてきたのですが、最近限界を感じています。
夫には兄と姉がいます。行事があるたびに、きょうだいでお金を出しあって、義両親の誕生日・敬老の日・父の日母の日と……義父や義母へ贈り物をしているのです。 数年前に、義父が還暦を迎えたときも「きょうだいで派手にお祝いしたい!」と、義兄と義姉が盛り上がり、義姉が地元では有名な高級旅館をお祝いの会場として選んだのです。 さらには…… みんなでそのまま宿泊することにしようとなり、大変な出費となったのでした。
そのときは私もフルタイムで働いていたので、無理をすれば出せるくらいの出費ではありましたが、当時は不妊治療中で出費もかさんでいたので、本当に痛手でした。 お祝いしたい気持ちはわかるけど……さすがに負担が大きすぎると思います。 夫は、わが家にとって痛い出費なのは理解していたけれど、決まったのなら無理してでも行くべきだし、行くことになったのなら楽しんじゃえ! というタイプです。
義両親なんてぶっちゃけ、私にとっては他人です。その人たちのために行きたくもない旅行に8万円以上……。 自分の両親であっても、お祝いにそこまでお金をかけようとは思えません。8万円もあったら他にいろいろなことができるはずなのに。それでも我慢をして、あのときは受け入れました。 しかし今回の義母の還暦祝いは、前回のようにはしたくありません! だから最初から予算は5千円だと言ったのです。 3きょうだい合わせれば1万5千円。それなりの贈り物はできるはずです。
帰省のたび手土産ねだられ……お礼はゼロで「もっと高級のを!」
「ヨウスケたちだけ出す金額が少ないなんて不公平でしょ」と義姉は怒って言ったそうです。しかし私はその不公平をずっと我慢してきました。 実は、私たちの家から義実家までは、車で4時間ほどかかります。ちなみに義姉は義実家と同じ市内、義兄は隣の市です。 年に3回ほど帰省していますが、義実家のルールは、私からしたらかなり特殊で……。 必ず、大量の手土産を用意するように言われているのです。 それに、結構な頻度で義母や義姉から手土産追加の要求をされるのです。しかも、向こうが追加で頼んできた分の手土産の代金をくれるどころか、お返しだって一度ももらったことがないのです。
「みんなはもっとお金を出すって言っているのに、俺たちだけ足並みをそろえないから。せっかくのお祝いにケチがつくって」と、義姉たちが言っているというのです。 でも「5千円なら別々にしよう」言っておきながら、今になってもっと出せないなら怒るというのはおかしくないでしょうか? そもそも、帰省のたびに負担が大きい私たちへの配慮がないのもどうかと思うのです。 それなのに、自分たちが多く出すとなると、こうやって嫌味なことを言ってくる……。こういう人たちの考えが理解できません。
今まで義実家へ帰省するときの手土産代などでも、たくさんの出費をしてきました。義姉から頼まれた分もたっくさん。でもお金はもらっていないし、お返しだって一度もありません。 私がこうしていろいろしているのに、自分が損をしそうになると「不公平だ」と騒ぐその性格が理解できません。 しかも、私ははじめから予算を提案していました。 一度は了承してもらっています。それなのに今さら却下してきて、こちらが悪いような言い方。どこに私が責められる要素があるのでしょうか?
かさむ出費にブチギレ!怒られながらお金を出すくらいなら……?
だったらみんな個別にすればいいのに、義姉と義兄は一緒にお祝いをするのだそうです。そこに私たちだけ出さなかったら、義両親たちからの印象もきっと悪い。 本当は2万円も出したくないけど、夫の顔を潰すわけにはいかないし、私も今後付き合いはあるだろうという判断から、仕方なく言われたとおり2万円を出すことにしました。 それで義姉の怒りはなんとか収まったようですが……モヤモヤしていると、義姉から連絡が来ました。なんと、今回も還暦祝いでみんなで旅行することに決まったというのです。 なにかがキレた私……「そうなんですね。気を付けて行ってきてください。こちらは余裕ないので無理です。それとも……私たちに借金してでも旅行に来いとでも言うのですか?」
今回だって、義姉や義兄に予算は合わせるとは言ったけれど、2万円以上になるならお祝いはもう別でいい。そもそも帰省のたびに頼まれて、義実家に買った手土産、毎回2万円は超えています。お礼も言われないし「買ってきて」と言うだけでその分の代金ももらえていません。 「お義姉さんが私たちに言っていることは、家族間だとしてもあまりに失礼ですよ」私は言いたいことを言って、義姉からの電話を切りました。
結局、義母には自分たちでできる範囲でお祝いを送ることにしました。夫は一緒に旅行したがっていましたが、でも無理なものは無理なんです。切り詰めたって、そんな何万円も出せやしません。 夫に「どこにそんなお金があるのか。借金してでも祝いたいのか」と言うと納得したようです。いつまでも家族仲良くいられるのは素敵なことだと思います。 しかし無理をして合わせていても、結局いつかはこうなる日が来るのです。相手の意見を聞いて事情を考慮してくれない義姉がいるのだから、なおさらです。 私は大切なお金を、自分を大切にしてくれる人に使いたいです。