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女性特有の不調をサポート! 管理栄養士・伊達友美先生が教える“食べるフェムケア”とは

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女性特有の不調をサポート! 管理栄養士・伊達友美先生が教える“食べるフェムケア”とは

NPO法人女性ウェルネス食推進機構事務局(以下、WWFPO)は9月19日、国際スポーツ&ウェルネスウィークエンドのイベントの一環でセミナーを開催。WWFPOの理事長であり、管理栄養士の伊達友美先生による「生理や更年期の気になる悩みは食で解決『プラス栄養メソッド®』」の講座では、コンビニ食など身近な食品の選び方から、栄養をプラスする食習慣、そして美と元気を支える油の活用法まで、今日から試したくなるヒントがたくさん紹介されました!

女性の悩みを食でケアする「食べるフェムケア」

伊達先生が提案する「食べるフェムケア」は、女性の体と心のゆらぎに寄り添う新しい食のアプローチです。女性特有の不調症状は、じつは毎日の食生活と密接に関わっています。

「女性特有の不調というと、生理のある時期の人は生理痛やPMSがあると思いますし、もう少し年齢を重ねると更年期障害があります。この更年期を超えたあとも、女性ホルモンが急激に減少することで骨の健康にも影響を及ぼすんですね。高齢の方の寝たきりのリスクが高くなるのは骨折からですが、女性は閉経後に骨がもろくなって、寝たきりのリスクが高くなるということもあります。なので、10代から 80代、90代の方まで幅広い年齢の方の食事を見ているなかで、とにかく食で変えられることがあるというのをみなさんにも知っていただければと思います」(伊達先生)

食事改善というとカロリーや糖質を気にしがちですが、まずは“何を選んで食べるか”が大切です。忙しい日常でもとり入れやすい具体例として、コンビニでのランチの選び方を紹介しました。
たとえば、サンドイッチとツナマヨのおにぎりのどちらがフェムケア食にふさわしいかという問題。みなさんはわかりますか?

正解は、「ツナマヨのおにぎり」。
良質な油を含むツナマヨのおにぎりは、女性ホルモンの安定をサポートしてくれるのだそうです。

「人って油を悪者にしがちだけど、じつは全然そんなことないんです。とくに女性は体脂肪が多いから油の影響を受けやすい体質。だからこそ、どんな油を口にするかがめちゃくちゃ大事なんですよ。だって女性ホルモンも、細胞の膜も、肌のバリアも、ぜんぶ油から作られているんですから。
油を抜いたらヘルシーなんていうのはもう昔の考え方で、実際は逆。油を抜くと脳はボーッとするし、心臓にも悪い。お通じも悪くなるし、肌だってカサカサになります。油は体を動かすエネルギーであり、ホルモンの材料であり、メンタルや自律神経にも関わる“超重要栄養素”なんです。
だから油を悪者扱いするのは間違いで、本当に大事なのは”良質な油をきちんと選んでとること”。そうすると、代謝も上がるし、美肌になるし、ホルモンバランスも整って、“モテオーラ”まで出ちゃうというわけ。つまり、油は美容と健康の味方ということです!」(伊達先生)

伊達先生は、不自然な油(ショートニング、マーガリン、植物油脂など)や酸化した油を避け、オメガ3脂肪酸(DHA、EPA、アルファ-リノレン酸)を意識してとることの大切さを強調しました。

インカグリーンナッツオイルで始める、食からのセルフケア

そんな“油選び”の中で伊達先生が紹介したのが「インカグリーンナッツオイル」。抗酸化成分が豊富で、手軽にオメガ3を補えるオイルとして注目されています。

インカグリーンナッツオイルの特徴

・加熱調理にも使用可能(長時間でなければOK)
・酸化がゆるやかで扱いやすい
・ビタミンEやポリフェノールなど抗酸化成分が豊富
・ティースプーン1杯で真アジ3匹分のオメガ3を摂取可能


おすすめの使い方は、加熱せずにサラダやスープにかけたり、調味料代わりに使うこと。1日小さじ1杯が目安です(約2gのオメガ3)。

「油の話でもうひとつ大事なのが、抗酸化成分を一緒にとること。大豆のイソフラボンとか、カシスに含まれるアントシアニンがその代表です。とくにカシスはブルーベリーの3倍のアントシアニン、オレンジの5倍のビタミンC、鉄や亜鉛も豊富な優秀な果物なんです。
そして私が伝えたいのは、食事は引くんじゃなくて“足す”を意識すること。不足している栄養をプラスすると、体の中の古いものや余分なものが押し出されて、新陳代謝が進むんです。今の体は、これまで自分が食べてきたものでできているから、今日から食べるものを変えれば30日後の肌も体も変わるということ。だから私の考え方は“プラス栄養メソッド®”。食事制限ではなく、足して整えるやり方です。栄養学って難しく考えがちですが、サプリの成分名ばかり気にするよりも、ちゃんと食品から栄養をとることを意識してみてくださいね」

「食べるフェムケア」は、特別なことではなく、日々の食事をちょっと意識するだけで始められるケアです。ムリなく続けられる“食の習慣”で、毎日をもっと心地よく過ごしていきましょうね。

取材・文/FYTTE編集部

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