鎌倉発!お花を飾ったグルテンフリーのカヌレ/【連載】達人おすすめのお取り寄せ
よろスィーツ!スイーツ芸人のスイーツなかのです。
今回は、カヌレをご紹介します。
2021年、北鎌倉にオープンした、お花のカヌレ専門店「マヤノカヌレ」。ご夫婦で営むお店で、奥様のマヤさんのお名前が、店名の由来になっています。
当初は、店舗を持たずにオンラインでの販売を考えていましたが、北鎌倉の店舗と出会い、オープンに至ったのだそう。
こちらのカヌレの特徴は、食べられるお花、エディブルフラワーを使っているところ。
レストランの料理などでは馴染みのエディブルフラワーですが、ここ数年はケーキやパフェなどに使われる機会も多くなり、お菓子界で注目されているパーツです。
カヌレとの組み合わせは、ぼくも初めて見ましたが、これはお花の仕事をされていたマヤさんのアイディアから。
曲げわっぱに詰めたカヌレたちは、一面にひろがるお花畑のように絢爛(けんらん)で、見てるだけで和やかな気持ちに。
カヌレ自体の味とのバランスを考慮しながら、継続して使えるお花の種類を探して、一つ一つ丁寧に手掛けられています。
そして、小麦粉を使わない、グルテンフリーのつくりも大きなこだわり。奥様のマヤさんが小麦アレルギーのため、国産米粉を使ったカヌレが開発されました。
外はカリッとしっかり焼きあがって、中はとろっとソフトなくちあたり。程よくモチっとした食感もありつつ、口の中でフレーバーの風味がひろがっていく心地良い味わいは、一度食べたら忘れないでしょう。
天気や湿度で焼き時間を調整するなど、工夫を凝らしながら、小麦のカヌレと変わりない、さらに美味いものを目指しています。
詰め合わせの内容は季節ごとで変わりますが、ぼくが食べた味は、プレーン、チョコ、柚子、ジンジャーオレンジ。
ビオラをあしらったプレーン味をはじめ、香りも意識して手がけらたカヌレたち。なかでも、カレンデュラを使ったジンジャーオレンジ味は、スパイス感と爽やかさがとてもいいバランスでした。
「コロナ禍で楽しみが少なくなる中、お花のカヌレ、マヤノカヌレが一人でも多くの方に笑顔をもたらしくれたら」と、想いを込めてつくられたカヌレたち。
小麦アレルギーでカヌレが食べたくても食べられなかったという方にも届いてほしい、心にも体にもやさしい、お花のカヌレです。
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