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信頼できる大人って誰!?相談先と相談された側の心構え【12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育】

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信頼できる大人って誰!?相談先と相談された側の心構え【12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育】

信頼できる大人って、誰?

もし、予期せぬことが起きて悩んだときに、相談できる相手がいるととても心強いものです。

日頃から、なんでも相談できる大人の相手が必要です。日常の小さな悩みから、性に関する悩みまで気軽にできるとよいですね。その相手が親だとよいのですが、親だからこそ心配させたくないから話せない、親にはいえないと思うことも多いものです。

親以外では、小さいころから知っている友達のお父さん・お母さんもよいでしょう。男の子の場合、異性であるお母さんやママ友だと余計に話しにくいということがあれば、同性の親戚の年上のお兄さんや先生、もちろんお父さんでもよいでしょう。

または、電話やメール、チャットなどで専門機関に相談する方法もあります。匿名で相談ができるので、身元を知られることがなく、だからこそ、オープンに話せることもあります。このような相談できる先が、3箇所くらい常に思いつく状態になっているのが理想でしょう。

では、相談された側としては、どうしたらよいのでしょうか。

まずは、ちゃんと相談してくれたことに「ありがとう」という気持ちを伝えましょう。「いいにくいことなのに、相談してくれてありがとう。大丈夫だよ」と受け止めて安心させることが一番です。受け止めてくれたという経験によって、また今後困ったときに、相談できるようになるかもしれません。

次に相談内容について否定しないこと。「本当にそんなこと、あったの?」「勘違いじゃないの?」「なんでにげなかったの?」など疑ったり否定をしたりしてはいけません。「せっかく相談したのに余計に傷ついた……もう相談なんてしない」と思い詰めてしまうかもしれません。

また相談された側としては、今後どうしたらよいかという自分の意見を押しつけないこと。どうするかを決めるのは相談者自身です。「こういう方法もあるよ」「こんな相談先もあるみたいだよ」「話は、いつでも聞くよ」など選択肢を一緒に探したり、話を聞くというだけでも違います。

そして、相談内容は秘密にすること。秘密で相談をしたのに別の人がその人のことを知っていたとき、相談者はとても傷つきます。もし、解決できそうにない、専門家に相談したほうがよい場合には、大人がちゃんと専門家までつなぐようにしましょう。もし相談者が自分で専門家に相談できる年齢ではなかったら、代わりに匿名で相談をしてもよいでしょう。

相談されたときに大切なこと

【出典】『12歳までに知っておきたい男の子のためのおうちでできる性教育』著: 高橋幸子

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