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夏休みの宿題 快適環境で一気に進めちゃおう! 帰りの会には楽しいゲームも

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 夏休み中の小学生を対象としたイベント「市内いっせいしゅくだいの日」は2日、釜石市大町の市民ホールTETTOと情報交流センターを会場に開かれた。長期休みで顔を合わせる機会が減っている子ども、親同士のコミュニケーションの場として、同センターが初めて企画。子どもたちは涼しい環境で宿題に取り組み、合間には楽しいゲームで交流した。子どもたちが勉強に励む間、親たちは日本の公立小学校を題材にした教育映画を鑑賞した。

 3年生以下と4年生以上の2つのグループに分けて時間割を設定。朝の会の後、子どもたちがそれぞれの“教室”で学習を開始した。1コマ40分で、各自持ち寄った夏休みの宿題に取り組んだ。算数や国語など学校から課題として出されているドリルの問題を解き進めた。

空調設備の整った快適空間が子どもたちの学習を後押し


40分間しっかり勉強した後は「スイカタイム」。ひと息入れて2時間目に備える


 1時間目と2時間目の間の中休みには、冷やしたスイカをお振る舞い。頭も体もリフレッシュした後、後半の40分でさらに学習を進めた。帰りの会では勉強を頑張ったご褒美に、菓子がもらえるゲームを実施。水の入ったペットボトルで2色の絵の具を混ぜると何色になるかを当てるもので、実験的要素を含んだ楽しいゲームに子どもたちが歓声を上げた。

「2色の絵の具を水に入れて混ぜると何色に?」色当てゲームで盛り上がる


「やったー!」正解した子どもたちは跳びはねて大喜び。景品は人気菓子の「じゃがりこ」


 川村奏音さん(小3)は「夏休みの宿題は半分ぐらい終わった。今日はこども園の時に一緒だった友達とも会えて楽しい」とにっこり。この日は偶然にも9歳の誕生日と重なり、「お菓子もいっぱいもらったし、いい思い出になった」と喜んだ。

 長期休みの学習は子どもが自分で計画を立てて進めなければならないため、その進み具合は親も気になるところ。さまざまな誘惑がない環境で少しでも宿題がはかどれば、親としても安心できる。イベントを発案した同センター指定管理者の釜石まちづくり会社、下村達志事業部長は「長期休みの間、子どもが1日をどう過ごしているのか、親同士が情報交換できるのも大きい。今後は夏、冬両休みでの開催とし、勉強後のお楽しみ企画も充実させながら、認知度を高めていければ」と話した。

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