トランプ大統領のガザ所有発言をめぐって……大竹まこと「日本はどういう立場を取るのか」
2月6日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、トランプ米大統領による「パレスチナ自治区ガザの全住民を移住させる」といった旨の発言について取り上げた。
番組では朝日新聞の記事を中心に紹介。
トランプ大統領は、「ガザの全住民を移住させる」「跡地はアメリカが所有し、リゾート地として再開発する」といった構想を明らかにした。
大竹まこと「ドイツやフランスは、実行なら国際法に違反してるって、結構ハッキリ意思を表明してるよね。もうすぐ石破総理大臣がトランプ大統領と日米首脳会議をするわけだけど、日本がどういう立場を示せるかって、とても大事なことだと思う。(中略)同盟国の日本は、今までアメリカの言うことをかなり譲歩しながらやってきたけど、こういうときどういう発信ができるのか……」
はるな愛「(発信が)できるんですかねえ……」
大竹「どうだろうねえ……」
はるな「やってほしいなあ……」
またこの流れで、朝日新聞のコラム『天声人語』の文面も紹介。
イスラエルを追われたパレスチナ難民を取材した際のエピソードが紹介されており、「難民となって祖国を追われても、故郷の家の鍵を持ち続ける人は多い」といった旨が語られている。
大竹「(トランプ大統領のガザの所有発言は)国際法違反だってことはもう明らかだと思うんだけど、彼は『ガザは瓦礫の山と不発弾で住めるような状態じゃない、帰っても無駄だ』と言う。ちょっと待て、誰がこの状態を作ったんだと。『ガザを俺たちが所有してリゾート地にするんだ』って、元々220万人のパレスチナの人たちが住んでた街は、誰のものなんだと。そんな横暴なやり方が許されるのか?」
このトランプ大統領の発言について、後日記者会見でレビット報道官がその発言を軌道修正しているが――
大竹「いずれにしてもこの強引な主張をどうするんだろうね。ガザに住んでた人たちは、そこで亡くなった人たちは、どうしたらいいんだろうね。こういう形が続いていったら、世界が歪んでいくのは目に見えてるんだけど。やっぱりこういう場面で、日本がどういう立場を取るのかはとても大事なことになっていくはずだよね」