紀北エリアのアジング釣行で本命アジにカサゴにメバルをキャッチ【和歌山】
最後の3月の日曜日、午前中は黄砂とヒノキ花粉で釣り気分ではなかったが、夜に雨予報と次の機会まで待ちたくなくて和歌山県紀北エリアに出かけた。今回は、元ホームの港でアジ情報を得て、人気の波止で釣行した模様をレポートしよう。
夕マヅメのアジング釣行
3月末の日曜日、午前中は黄砂が来る予報と最も苦手とするヒノキの花粉が飛んでいるとの気象予報を見て釣りに行く気になれなかった。しかし、夜半過ぎより雨予報であったうえにこのチャンスを逃すとまた来週までお預けになってしまう。
どこかいい場所はないかと考えていると比較的近い元ホームの港付近でアジの回遊情報があり釣行を決意。昼食後直ぐの出発と相成った。
和歌山県紀北エリアでも比較的水温の高いエリアで夏には青物や40cmを超えるマルアジの回遊もあるポイントで人気の波止であるが、エサ釣りの人が多く夕マズメ過ぎには人が少なくなるポイントでもある。
当日のタックル
自宅より約1時間半で到着。予想通り波止場には空いている場所が多い。水深もあり流れもある場所なので今回はキャロとジグ単の2セットを準備してポイントに入った。都合よく波止場の先端場所を押さえることができた。
カサゴとソゲをキャッチ
まずはミニMキャロ3.5gに0.4gのジグヘッドで波止の先端から沖の流れに乗せるように釣っていく。底は砂地が多い場所なので手前のワカメエリア以外は安心して攻めることができる。
フルキャストからカウントを入れると40秒で着底。リトリーブとフォールを繰り返していると、押さえ込むようなアタリ。合わせるとあまり引きは強くないがヌッと上がってきたのは可愛いサイズのガシラであった。確実に底は取れている証拠だ。
再びフルキャストしてボトムトレースをしていると今度はコッという明確なアタリ。比較的引きは強くドラグも出るがアジの引きではない。上がって来たのはなんとヒラメの子供(通称:ソゲ)だった。嬉しいゲストで持って帰りたい衝動に駆られるが、貴重な資源でもある。撮影後にお帰り頂いた。
本命のアジを手中
ゲストは釣れたものの、一向にアジの気配がない。回遊情報が外れたのだろうか。日没に差し掛かったタイミングで今まで攻めていなかった内側で急にライズが発生した。もしかして……。
ジグ単ロッドに持ち替えてライズ撃ちを敢行。0.8gのジグヘッドで表層5カウント付近を漂わせるように引くとヒット。アジだ!大きくは無いが群れが入って来たのだろう。リリースして同じように引くと連発。サイズは同じだが非常に楽しい。
しかし、連発も20分程度で終了してしまった。短い地合いであったが確実に回遊を捉えることができた事に非常に満足であった。
アカメバルをキャッチ
地合いを終えて定番のライト周りに移動。しかし、干潮の時間帯に入り超シャローポイントが故に攻め方が難しい場所である。満潮ならいとも簡単なのに……。
ライトと建物の明暗部を狙ってジグ単でテンポよく撃って行くと暗部から明部に抜ける場所でヒット。まずまずの引きで上がって来たのはメバル。しかも赤メバルだ。
しかし、メバルが食ってくるということは、アジは釣りにくいことの裏返しといえる。捕食の上手なメバルがアジより先に釣れるとアジがあまり釣れた試しがない経験則からの答えだ。最後のポイントへと移動した。
テクニカルな釣りを制して納竿
教科書通りのライト周りを撃つが満潮の時間も近く殆ど潮が動かない。できるだけジグヘッドのウェイトを落として潮に乗るように工夫をしてみる。
フッと右に潮が動いたと感じた辺りから釣れそうな雰囲気になってきた。丁度、堤防がつくる明暗境、俗にいう足元の明暗部に入った瞬間に特有のコッというアタリが出た。ヒット!これは非常にテクニカルな釣りになりそうだ。
似たレンジと場所を撃っていくとポツポツと拾うことができた。しかし、憎悪の雨が降り出した。これはもう帰れという合図と思い納竿とした。
<福岡崇史/TSURINEWSライター>