『ブラック・ダヴ』ベン・ウィショー出演を決めた理由 “クィアの殺し屋に惹かれた”
『007』シリーズのQ役で知られ、『パディントン』シリーズで主人公の声を務めているベン・ウィショーが、Netflixの新作スパイドラマ『ブラック・ダヴ』に出演を決めた理由を明かしている。
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『ブラック・ダヴ』で殺し屋を演じるベン・ウィショー
配信前にシーズン2への更新が決まった『ブラック・ダヴ』の主人公は、頭の回転が速く実直な妻・母親だが、裏ではスパイとして暗躍しているヘレン・ウェッブ。この10年間、ヘレンは自身が所属する組織“Black Doves”に、政治家である夫の秘密を流し続けてきたが、恋人のジェイソンが暗殺されたことで彼女の人生は一変。ヘレンは、友人で殺し屋のサム(ベン・ウィショー)を頼って真実を暴こうとするが、サム自身も問題を抱えていて…。
英Radio Timesによると、ベンは2023年4月に2話分の脚本を受け取り、同年10月にスタートした撮影は、2024年3月に終了したという。ベン演じるサムはクールで寡黙、無表情ながらも神秘的かつセクシーで、非常に魅力的なキャラクター。秘めた悲しみを漂わせつつも、輝く肌とグリーンの瞳、漆黒の髪が印象的だ。そんなサム役に惹かれた理由について、こうベンが答えている。
「この作品は漠然としていて滑稽でスリリングだし、ユーモラスでダークな境界線を踏み越えているところが楽しかったですね。そういう要素の組み合わせが気に入ったし、何か面白い物を求めていたんです。クィアの殺し屋に惹かれるものがあったし、もっと脚本を読みたいと思いました」。どうやらベンは最初の2話で読んで、すぐに出演したいと思ったようだ。
またベンは、父親の祖父が第二次世界大戦中にドイツ軍に従軍し、英国政府のスパイとして働いていたことも明かしている。ベンの曾祖父にあたる人物はロシア系ドイツ人で、 Stellmacher(ステルマッハー)という本姓からウィショーに改名し、ベンが13歳の時に亡くなったそうだ。曾祖父について、「彼はすごく怖い人で、すごく寡黙で威圧的でした」と回想している。
『ブラック・ダヴ』にはベンのほか、ヘレン・ウェッブ役でキーラ・ナイトレイ(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ)、ジェイソン役でアンドリュー・コージ(『ウォリアー』)、リード役でサラ・ランカシャー(『ハッピー・バレー』)、アレックス役でトレイシー・ウルマン(『イントゥ・ザ・ウッズ』)が出演する。
スパイだった曾祖父を持つベンが出演する『ブラック・ダヴ』は、Netflixにて独占配信中。シーズン2へ更新済み。(海外ドラマNAVI)
Photo:Netflixシリーズ『ブラック・ダヴ』は独占配信中。