【西武】山村崇嘉選手インタビュー 「甘い球が来たら狙っていなくても打ちにいく」
8月8日放送のライオンズナイターでは、ピックアップライオンズで埼玉西武ライオンズの山村崇嘉選手にインタビューした模様を放送した。初球を打って結果を残している要因、4番を任されている心境について訊いた。
――先週の土曜日(8月3日、対楽天17回戦)、中押しのタイムリーヒットを放つ前に右足へ自打球を当ててしまいましたが、どの辺に当たりましたか?
山村「右足のくるぶし、少し足先のほうです」
――筋肉が全然ないところですね。
山村「そうですね。すごく痛かったです」
――自打球が当たった時、痛みは大丈夫でしたか?
山村「痛かったですけどアドレナリンが出ていたのでそのあとも打席に立てました。でも、タイムリーヒットを放ったあとに少し痛みが強くなりました」
――直後の守備から交代しましたね。
山村「痛くて歩けないくらいだったので、何もなくてよかったです」
――試合後に病院でレントゲンは撮りましたか?
山村「レントゲンとMRIを撮りました」
――骨が丈夫なのでしょうか?
山村「当たった場所がよかったのか、痛かったですが骨が折れていなかったのでよかったです」
――自打球を当てたあとによくタイムリーヒットを放ちましたね。
山村「少し身体の力が抜けたのもあるのかなと思います」
――一昨日のオリックス戦(8月6日、16回戦)では、エスピノーザ投手から初球のツーシームを打ち返し、1点差に迫るライト前タイムリーヒットを放ちました。ナイスバッティングでした。
山村「チャンスの場面で甘い球だったら初球から打ちにいくというのは心がけているので、1球で捉えられたのはよかったです」
――昨日のオリックス戦(8月7日、17回戦)では、佐藤一磨投手から初球のスライダーを打ち返し、右中間を破る先制のタイムリーツーベースで一挙2打点。2試合続けて初球をタイムリーヒットにするのはよほどの準備ができていないと難しいのではないですか?
山村「打席へ入る前にベンチからどういう球がくるのかをイメージして、一昨日と同じように『初球に甘い球がきたら打ちにいこう』と準備をして打席に立ちました」
――先週火曜日のロッテ戦(7月30日、12回戦)で、9回2アウトの場面で打った同点タイムリーヒットも初球でした。あの場面で初球から打ちにいけるのは本当にすごいなと思います。
山村「初球から打ちにいこうと思っていて、浮いたスライダーを打ってボテボテの打球でしたけどヒットになったのは、バットを振り抜いた結果かなと思います」
――今までの試合で「初球から打ちにいこう」といったところで、バットが出なかったことはありますか?
山村「もちろんあります。考えすぎて球を見すぎた経験もあって、『甘い球がきたら狙っていなくても打ちにいこう』というのは心がけています」
――4月16日ロッテ戦(3回戦)で放った今季第1号の同点3ランホームランも、6月28日楽天戦(10回戦)のタイムリースリーベースも6番打者で放ったものでした。今日(8月8日)で18試合続けて1軍の4番を山村選手は任されていますが、ほかの打順と比べて気持ち的に違うものですか?
山村「4番だからという考えは特にないですね。でも、チャンスで打席が回ってきますし、投手もより厳しいコースを攻めてくるので、そこを何とか打てればいいなという気持ちです」
――厳しい状況のなかでも必死に応援してくださっているライオンズファンのみなさんへ、最後に意気込みをお願いします。
山村「厳しい状況ですけど毎試合最後まで諦めていないので、応援のほどよろしくお願いします」
※インタビュアー:文化放送・斉藤一美アナウンサー