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「生きていくって、ずっと恥かき続けること」 弱気にならないための考え方

TBSラジオ

個性豊かな様々なゲストをお迎えして、幼少期のターニングポイントや、やる気スイッチの入った瞬間を深掘りしていきます。メインパーソナリティの佐藤隆太さんと佐々木舞音アナウンサーの2人でお送りします。

9月23日(月)の放送のゲストは、先週に引き続き、俳優、演出家の宅間孝行さんが登場。演出や脚本に関わるようになった理由や、今後やってみたいことなど、気になることをたくさん聞いてみました!

宅間:興味ないの?演出とか。

佐藤:何か、プロデュースみたいなことはやってみたいな、って興味はあります。

宅間:やってみた方が良いよ!経験してみると、裏方ってこんなに大変なのかって思うよ!こんなにたくさんの人たちが、関わってるんだっていうね。

佐藤:改めてそういうことを感じるってことですよね。

全部できるならやってみたい!多忙でもひたすら幸せを感じる「脚本」と「演出」の仕事

佐藤:今放送中の連ドラでは、全話演出されたんですもんね。それってすごいことですよね!大体ね、2人か3人の監督で回すことが多いですけど、もちろん編集作業とかもあるわけですよ、連ドラなんか特に。同時進行で進んでるから本当に「いつ寝てらっしゃいますか」と!(笑)まず頭の中でいろいろ整理しないといけないこともたくさんあるし、キャストも何人もいればそれはいろいろ気になることがあるし、そこをまとめて指揮を執るのって大変じゃないですか。

宅間:そうですね、やっぱり人と人が全部繋がってるもんですから。スタッフ同士もそうだし、キャストもそうだし、いろんな関係があるからストレスがないかっていうと、もちろん大なり小なりストレスは抱えながらやってましたけど。僕がすごくやりたいことだったんで、ただひたすら幸せでした。

佐藤:脚本も、ご本人で書かれたりするから、やっぱり「全部できるならちょっと自分でやってみたいな」っていう気持ちがあったんですか?

宅間:やっぱり映像の演出のほうにも割と片足突っ込んで。そうすると逆に「もっとこう撮ればいいのに」とか思ったりして。大なり小なりね、脚本家さん皆さんそう思うんですけど。なので、中途半端に裏方にのめり込んじゃったので、「できるんだったらやらせてもらうか」って言って、プロデューサーからそういうチャンスをいただいたというか。今回の連ドラもね、本当ひたすら楽しかったですよ。

佐々木:あんまり、後ろ向きな気持ちになることはないんですか?

宅間:普段ですか?まあ人間なんでね~。思うところもあるんですけど、これから生きていく上で、マイナスだと思われることも、プラスなことが起こる材料のような気がするんですよ。明日、もっと良くなっていくための試練だとしたら、それを試練として受け止めることでまた明日に備えられるというか。過去は変えられないですから。起こったことなんで。

佐藤:なるほど。

宅間:でもたぶん、この世界ね、みんな浮き沈みもあるし、不安だし。いろんなことがあるんで、みんなそういう“恐怖”と戦ってると思うんですよね。演者もそうだしスタッフの人たちもそうだと思うんですけど、だけどやっぱりこの世界に残ってる人たちって、なんとかしてそれを明日へのパワーに変えていってる人たちが残ってる気がします、何となく。

今後は演出家として地域貢献!?宅間さんが思い描く夢の2拠点生活

佐藤:でも今おっしゃったように、その考え方って、元々そうやって思われてます?それとも、どこかのタイミングで何かそういうふうに思えるようになったんですか。

宅間:でも、生きていくってね、ずっと恥かいて生きてるようなものなんですよ。もうずっと「あんなことしなきゃよかった」とか思いますけどね、クリエイティブな仕事もそうですし、生き様もそうですけど、人間ってなんかずっと恥かきながら生きてるみたいなところがあると思えるようになったのは結構大人になってからです。

佐藤:そっか~。いや僕も本当そんなことばっか考えちゃうから。何か思い返して、うわ、恥ずかしい!っていうようなことたくさんあるんで。(笑)

佐々木:確かに、毎回活かしていけたら絶対にいい明日になりそうです!

佐藤:今でも、こうして映像の方での演出も多くやられるようになってきて、今後なにかちょっとやってみたいなって思ってらっしゃることってあったりします?

宅間:ずっともうやっぱり映画撮ったりとかはさしてもらえるんだったらね、でもなかなか言ってもチャンスがそう転がってるわけじゃないんで、またこういうことをやらせてもらいたいってのもありますし。ただ最近、ちょっとそれはなんか仕事とはまた別なんですけど、なんか2拠点生活はしたいなと思ってて。

佐藤:お、いいですね!いやでも、やっぱりそっちの行った先でそういうコミュニティを作るとか、やっぱそういうモノ作りがすごい好きなのかもしんないっていう感じがしますね。

(TBSラジオ『やる気スイッチラヂオ アストルム』より抜粋)

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