人生の深みと恋のときめき!25年11月 各CSチャンネルで放送開始「大人のロマンス」韓ドラ7選
韓国ドラマの中でも“恋”は人気ジャンルだが、11月のCSチャンネルでは特に「大人のロマンス」が注目を集めそうだ。
成熟した経験と感情を抱える登場人物が、甘さだけでなく悲しみ・葛藤・過去と向き合いながら愛を深めていく物語は、多くの視聴者に強い共感を呼ぶ。
“落ち着き”というイメージの裏側には、誰もが持つ不完全さや弱さがあり、それを包み隠さずに描くリアルなトーンが求められている。
若年層向けの純粋ラブストーリーとは異なり、大人のロマンスには人生経験・社会背景・複雑な人間関係という“余白”があり、そこに視聴者は深く入り込む。
そこで本記事では、11月に各CSチャンネルで放送開始となる「共感度高めの大人の恋」をテーマにした韓国ドラマ7作品を厳選してご紹介する。(2025年10月8日現在 / ※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合がございます)
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『華麗な日々』(KBS/2025~2026/全50話予定)
1作目は、チョン・イル主演の『華麗な日々』をご紹介。
建築資材会社のエリート社員イ・ジヒョクは仕事には厳格だが、週末は自分の趣味に時間と情熱を注ぐ。そんな彼には“結婚に対して自分なりのスタンス”を持っており、周囲はそれに気づいていない。一方、大学時代の後輩で、現在カフェマネージャー兼インテリアデザイナーのチ・ウノは、そんなジヒョクに想いを寄せている・・。
本作は、家族をテーマにしながら、大人のロマンスとしても「過去の選択」「価値観の違い」「互いが抱える孤独感」を背景に、静かに心を動かす関係の成長を描いている。
8月9日より韓国KBSで放送中。華やかさだけではない、“リアルな大人の日々”が胸に響く1本だ。
●キャスト:チョン・インソン、チョン・イル、イ・テラン、ユン・ヒョンミン、チョン・ホジン 他
●日本放送情報:KBS World/2025年11月1日(土)スタート
【本放送】(土・日) 21時10分~22時30分
【再放送】(土・日) 19時50分~21時10分
【再々放送】(水・木) 13時45分~15時
【再々再放送】(水・木) 12時30分~13時45分
『ビューティフル・マインド~愛が起こした奇跡~』(KBS/2016/全14話)
2作目にご紹介するのは『ビューティフル・マインド~愛が起こした奇跡~』。
共感力ゼロの神経外科の天才医師イ・ヨンオと、素朴で真っすぐな女性巡査ケ・ジンソンが出会い、繰り広げるヒーリングロマンス。
ただの“恋愛ドラマ”ではなく、二人の精神的な成長、人としての在り方、そして互いに支え合う絆をテーマに、成熟した愛の形が静かな余韻を残してくれる。
2016年に韓国KBSで放送され、今も“しみる大人の恋愛ドラマ”として根強い人気を持つ1本だ。
●キャスト:チャン・ヒョク、パク・ソダム、ユン・ヒョンミン、パク・セヨン、ホ・ジュノ 他
●日本放送情報:KBS World/2025年11月19日(水)スタート
【本放送】(水・木) 19時~20時15分
【再放送】(月・火) 深夜3時10分~4時20分
『恋するイエカツ』(JTBC/2021/全16話)
3作目は、2021年に韓国JTBCで放送された、チョン・ソミン×キム・ジソク主演のラブコメディ『恋するイエカツ』。
家に暮らす“live”女と、家を買う“buy”男。マイホームを夢見る男女が、価値観のズレから次第に惹かれ合う姿を描いた本作。
“家”をめぐる価値観の衝突は、現代社会そのもの。愛だけでは埋められない現実的な課題を背景にしながらも、互いの生き方を認め合い、信頼と理解を深めていく過程がリアルに描かれる。
軽快なテンポの中に“大人の恋の現実味”が息づく、JTBCならではの温度感を持ったロマンスだ。
●キャスト:チョン・ソミン、キム・ジソク、チョン・ゴンジュ、キム・ウォネ、チェ・ジョンアン 他
●日本初回放送情報:日テレプラス/2025年11月19日(水) 16時~17時10分
『夕食、一緒に食べませんか?』(MBC/2020/全16話)
4作目としてご紹介するのは『夕食、一緒に食べませんか?』。
MBCで2020年に放送された本作は、別れの傷や“おひとり様文化”によって愛の感情が鈍ってしまった男女が、夕食(ディナー)をきっかけに感情を取り戻していくユーモラスで温かいロマンスだ。
主演はソン・スンホン、ソ・ジヘ、イ・ジフン、ソン・ナウン。特にソン・スンホンが演じるキャラクターは、夕食をともにする“ディナーメイト”という関係から恋へと発展していく大人の男性役として、新たな魅力を発揮している。
“恋愛に臆病で傷ついた大人の男女が夕食を通じて再び人を信じる気持ちを取り戻す”過程が丁寧に描かれており、傷を抱える人に寄り添うようなリアルな温もりがある。
大人になってからの一歩を描くこのドラマは、過去の痛みや孤独を抱えながらも“新たな愛”に向き合おうとする視聴者に強く響く一作だ。
●キャスト:ソン・スンホン、ソ・ジヘ、イ・ジフン、ソン・ナウン、イ・ヒョンジン 他
●日本放送情報:KNTV/2025年11月21日(金)一挙放送スタート
毎週(月~金) 午後6時45分~午後8時
『ウチに住むオトコ』(KBS/2016/全16話)
5作目にご紹介する作品は『ウチに住むオトコ』。
スエ、キム・ヨングァン、イ・スヒョク主演の本作は、人生どん底のヒロイン、ナリと父と名乗る年下男子ナンギル、そして恋に不器用な御曹司ドッボンが繰り広げる新感覚のラブコメディ。
本作は、“年上女性 × 年下男性 × 社会的地位のズレ”というユニークな三角関係を軸に描かれる。「家族」「過去の秘密」「再生」が物語に奥行きを与えつつ、笑いと切なさを同時に感じさせる。
KBSで2016年に放送され「一人の女性を守るために奮闘する3歳下の義父」の葛藤と成長という設定を通じて描く“大人の恋”が人気を博した。
●キャスト:スエ、キム・ヨングァン、イ・スヒョク、チョ・ボア、キム・ジフン 他
●日本放送情報:KBS World/2025年11月24日(月)スタート
【本放送】(月・火) 23時20分~深夜0時30分
【再放送】(土) 15時~17時20分 (2話連続)
『わたしの完璧な秘書』(SBS/2025/全12話)
6作目は、今年1月から2月にかけて韓国SBSで放送され、全国最高視聴率12%を記録した話題作『わたしの完璧な秘書』をご紹介する。
主演はハン・ジミンとイ・ジュニョク。仕事の完璧さは折り紙付きだが、日常生活では何もできない敏腕CEOカン・ジユンと、気遣い上手で家庭的なシングルファーザーの秘書ウノが織りなすオフィス・ロマンスが軸となる。
本作は恋愛だけでなく、互いの過去や弱さ、責任を抱えた大人同士が“理解”と“成長”を通じて心を通わせていくプロセスを、リアルかつ美しく描写。
洗練されたオフィスの世界で芽生える“信頼と絆”の物語は、観る人に“恋=甘いだけじゃない深さがある”という気づきを与えてくれるだろう。
●キャスト:ハン・ジミン、イ・ジュニョク、キム・ドフン、キム・ユネ 他
●日本放送情報:KNTV/2025年11月27日(木)スタート
毎週(月~金) 深夜2時~深夜3時25分
『ボーイフレンド』(tvN/2018~2019/全16話)
最後にご紹介するのは『ボーイフレンド』。異国で出会った女性CEOと青年が、帰国後に思いもよらぬ形で再会することで始まる、切なくて純粋なラブストーリーだ。
主演はソン・ヘギョとパク・ボゴム。特に“男性新入社員 × 女性CEO”という立場差のある設定が視聴者の興味を引き、大きな話題を呼んだ。
物語は、社会的地位・年齢差・過去の痛みを抱えながらも、互いを理解し、支え合うことで成長していく大人の恋を描く。
2018年から2019年に韓国tvNで放送され、ゆっくりと心に残るロマンスとして評価されてきた1本である。
●キャスト:ソン・ヘギョ、パク・ボゴム、チャン・スンジョ、ムン・ソングン、ナム・ギエ 他
●日本放送情報:TBSチャンネル2/2025年11月予定
(ライター/ダンミ ニュース部)