愛犬が指示なしで『オテ』をする5つの心理とは 飼い主がしてあげられることや注意点を解説
愛犬が指示なしで「オテ」をする心理
犬が「オテ」を覚えると、飼い主の指示なしでも「オテ」をすることがあります。
ほとんどの場合で嬉しそうに「オテ」をしてきますが、悲しげな顔で「オテ」をしてくることもあります。
愛犬が指示なしで「オテ」をするときは、仕草・行動・態度・表情など、様々な部分に注目し、「今どんな気持ちなのかな?」と読み取ってみましょう。
1.スマートフォンじゃなくて私を構ってほしい
愛犬が指示なしで「オテ」をするとき、(スマートフォンじゃなくて私を構ってほしい!)という気持ちでいることがあります。
動画を観たりゲームをしたりしている飼い主の目をジッと見つめながら、膝や腕に「オテ」をするように手を乗せてきます。スマートフォンに嫉妬しているのかもしれません。
配慮として、愛犬の目の前でスマートフォンを見る時間は、ほどほどにしましょう。
2.退屈しているから遊んでほしい
愛犬が指示なしで「オテ」をするとき、(退屈しているから遊んでほしい!)という気持ちでいることがあります。
「オテ」をしてくる愛犬の口元には、おもちゃがくわえられていることもあるのではないでしょうか。「これで遊んで?」と言っているのでしょうね。
犬は退屈が苦手です。お留守番中は仕方がないと思っていますが、飼い主がそばにいるのに退屈であることは大嫌いです。
ひとり遊びをするよりも、やっぱり飼い主と一緒に遊びたいのです。
3.コミュニケーションがしたい
愛犬が指示なしでオテをするとき、(コミュニケーションがしたい!)という気持ちでいることがあります。
「オテ」をしたら褒めてもらえる…。「オテ」をしたら喜んでもらえる…。「オテ」をしたらおやつがもらえる…。どれも犬にとっては、飼い主とのコミュニケーション手段です。
愛犬に芸を教えることは、スキンシップにもコミュニケーションにもなりますが、指示なしで「オテ」をするということは、自分の感情や思考を飼い主に伝えたい、飼い主の感情や思考を知りたいということなのです。
愛情不足を感じているのではないか、不安な気持ちでいるのではないか、ということに注意してあげてくださいね。
4.おやつが食べたい
愛犬が指示なしで「オテ」をするとき、(おやつを食べたい!)という気持ちでいることがあります。
おやつを手に持った状態で「オテ」の指示を出したとき、おやつを手に持っていない状態で「オテ」の指示を出したとき、愛犬の態度や反応は明らかに違いますよね。
指示なしで「オテ」をしてくるときの愛犬の態度はどうでしょうか。期待に満ちた表情を見せているのではないでしょうか。
「オテしたからおやつ食べられるよね?」と、自信にも満ち溢れた態度を見せる犬もいるでしょう。指示なしでどんなに「オテ」をしてもおやつがもらえなかったとき、吠えて要求し始める犬もいるでしょう。
「オテ」をする愛犬が可愛いからといって、おやつの与えすぎと肥満には要注意です。
5.誉め言葉を期待している
愛犬が他人に対して指示なしで「オテ」をするときは、誉め言葉を期待していることがあります。
✔かわいいね
✔お利口さんだね
✔いい子だね
✔上手だね
犬にとっては、「オテ」が名刺の代わりでもあるのではないでしょうか。
他人に対しても良い行いをしたとき、飼い主からも誉め言葉をもえることがありますよね。そのことも分かっているのかもしれません。
犬は褒められることが大好きです。「指示してないのに『オテ』するのは無しね」ではなく、ぜひ褒めてあげてほしいです。愛犬がその日1日を気分よく、幸せな気持ちで過ごせるきっかけになると思います。
まとめ
愛犬が指示なしで「オテ」をする心理を5つ解説しました。
✔スマートフォンじゃなくて私を構ってほしい
✔退屈しているから遊んでほしい
✔コミュニケーションがしたい
✔おやつが食べたい
✔誉め言葉を期待している
我が家の愛犬たちも指示なしで「オテ」をすることがありますが、私が何かに夢中になりすぎているとき、お散歩やおやつの時間をうっかり忘れているときが多いのではないかと思います。
あなたの愛犬は、どんなときに指示なしで「オテ」をすることがありますか?