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千葉大学医学部生中心の機能別団員チーム発足!「千葉市消防団 CUMST(カムスト)」

チイコミ!

千葉大学医学部生中心の機能別団員チーム発足!「千葉市消防団 CUMST(カムスト)」

昨今、世界各地で大規模災害が多発しています。

そのとき人命救助に有効なのが、BLS(一次救命処置)の実施です。

1月1日、千葉市と千葉大学の「包括連携協定」に基づき、同大医学部生を中心とした消防団の新チームが設立されました。

日々の活動を災害時に生かす学生消防団

佐藤千葉市消防団長より辞令交付

消防団員が減っている中、地域防災力の充実と、医療専門分野での知識・技術を持ったチームを作り、災害時の救急救護活動などの実施を目的としています。

チームは「千葉市消防団CUMST(カムスト)」と命名。

「千葉大学医学部救急サークル(C-TAT)」部員10人と災害治療学研究所教員(チームリーダー)1人で構成されています。

千葉大学医学部と国際教養学部・看護学部の生徒たちで構成されたこのサークルC-TATは「災害発生時などに大切な人の命を守りたい」と、日々活動を続けています。

メンバーはBLSインストラクターの資格を持つ、または取得予定の人たちで、千葉大学の学生を対象にBLS(人工呼吸・AEDなど)の講習も行っています。

昨年9月の全国医学生BLS選手権大会総合部門では参加47大学の中から準優勝を飾るなど、メンバーの技術は折り紙付きです。

千葉市長も期待の言葉を述べました

救える命、一秒でも早く手を差し伸べて

昨年12月26日、千葉大学と千葉市合同で発足式を挙行

人間の脳は10分間血流がないと機能回復の可能性が非常に低くなるといわれ、一秒でも早い心肺蘇生が必要とされます。

そのため「応急救護教室」が各地で開催され、実際に参加した人も多いことでしょう。

しかし、実際の場でそれを実行することはなかなか困難で勇気のいることです。

CUMSTの学生たちは「一次救命処置は誰でもできるので広めていきたい」「医学部で学んでいる知識を災害時に生かし、心停止を起こした人の救命に貢献したい」「活動を成功事例として定着させ、全国にこの活動が広がっていくように頑張ります」と、熱く真っすぐに語ります。

全国でもこのような活動は大変珍しいとのこと。

今後の活躍が大いに期待されます。

千葉市消防団PRキャラクター、けしびろうも応援!

※問い合わせ
電話番号/043-202-1631
千葉市消防局総務課
※詳しくは「千葉大学医学部救急サークル C‐TAT」「千葉市消防団 CUMST」で検索を

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