イラストレーター・絵本作家U-sukeさん【習志野市】
市立習志野高校卒業後、習志野商工会議所に11年間勤務したU-sukeさん。
イラストレーターへの夢を歩み始めたのは30歳を目前にした時でした。
クリスマスにもらったのは夢との出会い
絵本作家でありイラストレーターとして多彩な活躍を続けるU-sukeさん。
絵を描く仕事がしたいと思ったのは5歳の時。
手塚治虫の漫画をもらったことが出発点でした。
描くことを続けながらも高校卒業後は習志野商工会議所に就職。
会報担当の総務課職員として、20代は市民祭りなどのイベントや町おこしに夢中で取り組んでいました。
そんな中、30歳目前に翌年の昇進の話が出たことが決断を促すきっかけになり、U-sukeさんは夢に向かって舵を切ったのです。
「絵を描いて世界でも仕事がしたい」と仕事を辞め、ホームステイの経験があるオーストラリアへ留学。
アートにあふれる街メルボルン留学中には「Illustre展」で最優秀賞を受賞。
個展も開いたことから将来への手応えをつかむことができたと言います。
夢は実現する道すがらが最高に楽しい!
しかし帰国後はまさにゼロからのスタートでした。
井の頭公園路上でポストカードを販売したり、作品を出版社に持ち込むなどの手探りの日々。
つらそうに見えるそんな時代ですが、実はワクワクしてとても楽しかったとか。
そして2015年に『くろとんジェットイルカとほしりょこう』の原画で「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に入選。
世界に認められ、大学の教壇に立つようにもなり活躍の場は広がりました。
また大好きな習志野の谷津干潟をもっと知ってもらおうと描いた絵本が『プロペラちどり』。
日本中の図書館に置かれ広く愛され親しまれています。
昨年は初の小説『ローリングスクールデイズ』を出版するなど、新たな創作活動にも意欲を燃やすU-sukeさん。
「自分のたどってきた道が子どもたちの道しるべとなってくれたら」とワークショップや読み聞かせ、講演などで全国の学校を訪れています。
「夢に向かって進む時に仲間ができるし、きっと誰かが助けてくれる」。
U-sukeさんは自らの活動や作品を通して未来に踏み出す子どもたちに温かなエールを送り続けます。
※問い合わせ
ホームページ/https://u-suke-art.sakura.ne.jp/
メール/atom70y@gmail.com