【マンガ・7〜9話まとめ】缶メシを備え損にしないために!元海上自衛隊員が描く、こころの防災
元海上自衛隊のイラストレーター・ヤマモトクミコさんが、東日本大震災の支援を通じて学んだことをマンガでお伝えする連載「元自衛隊員が描く“こころの防災”」。
「HBC演劇エンタメ研究会(エンケン)」のメンバーが、マンガに声をあててボイスコミックを制作しました。
今回は第7〜9話のご紹介です。
【第1話から見る:元海上自衛隊が伝えたい「こころの防災」 東日本大震災から学ぶ/第1話】
エンケンメンバーは、代々木アニメーション学院札幌校で声の演技について学び、収録に臨みました。
【アフレコ体験レポ:アニメの声優さんってスゴすぎ!現役アナウンサー3人がアフレコに挑戦してみたら...】
7~9話ヤマモトさん役:佐藤彩アナウンサー 収録を終えて
いかがだったでしょうか?
ヤマモトさんってどういう人かな、こんな心情だったかな、なんてことを心に思いながら表現をしてみました。
ドキドキでしたが、伝わっていたら嬉しいです。
これからも自分自身も楽しみながら、みなさんに伝わる、そういう声をお届けしていきたいと思います。
次回もお楽しみに!## 第7話:非常食の「缶詰」がトラウマに...
第7話あとがき
東日本大震災の災害派遣は、緊急時だったこともあり、物資の調達もギリギリでした。そんな中で、缶飯を頂くことはできる環境は、とてもありがたいことだと思います。
災害派遣の期間、缶飯を完食し続けている隊員ももちろんいました。ただ、缶飯が身体に「合う」「合わない」は、あるようです...。
缶飯以外にも、お湯があれば食べられるカップ麺や、ドライフーズなども活用するのをおすすめします。
できれば平常時に味見をしておいて、おいしく食べられる食料品を備えておくと安心です。
第8話:非常時に「水筒」が思わぬ活躍!
第8話あとがき
水筒、サーモマグ、タンブラーなど、日常でも便利なアイテムですが、災害時にも役に立ちます。
東日本大震災が起きた3月はとても寒く、厳しい環境でした。
寒冷地での災害は、温かい食べ物や飲み物が生命線となります。ぜひ、保温できる水筒を常備しておいてください!
第9話:”被災”していない私たちが、被災地のためにできることって?
第9話あとがき
私が災害派遣に行って感じたことは、「当たり前の日常」のありがたさ。
どこでどんな災害が起きるのか、それはいつなのか…そして、人生の中で自分が”被災”を経験することがあるのか。
予測することは難しいですよね。
だからこそ、当たり前の日常を楽しみ、そのありがたさを時折噛みしめながらも、”もしも”のときの心構えをしておいてほしい。そんな思いを胸に、この漫画を綴っています。
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ボイスコミックは随時公開!:ボイスコミックこころの防災
マンガは全話公開中:連載「元自衛隊員が描く“こころの防災”」
漫画:ヤマモトクミコ
北海道・札幌市在住のイラストレーター。2010年に、海上自衛隊入隊。入隊1年目で東日本大震災の支援に従事。約10年間、自衛隊員として全国各地を飛び回る日々を過ごし、結婚・出産を経て、退職。独学でイラストレーターに。2児の母。
Instagram:@studio.kimi_cony
X:@kumiko_illust
編集:Sitakke編集部 ナベ子
【参考】イラスト作成時の写真資料として
海上自衛隊ホームページ