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自作のエギ(餌木)で1.4kgアオリイカが釣れた!【三重】好ゲストにモンゴウイカも顔出し

TSURINEWS

モンゴウイカ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

新たに製作した自作エギのテストと、初めて使用するティップラン専用ロッドの性能確認を目的に乗合船でのティップランに参戦。自作餌木は、ティップラン用に3本(シンカーセット対応)、キャスティング用に7本(アゴリグシンカー対応)を用意しました。

当日の状況

港では穏やかだった風も、沖では強めに吹き、ドテラ流しに適した条件。前日は不調だったと船長に聞きましたが、風はあるが波は穏やかな好条件で、期待を持って出港しました。

使用したタックル

ロッドは新しく購入したティップラン専用ロッドのダイワ・エメラルダスXBOAT 65MLS-Sティップランモデル。2500番台のスピニングリールに、PE0.8号を巻き、リーダーはフロロ2.5号を使用しました。

シンカーはヤマシタのTRシンカーを20〜40gまで用意。エギは自作エギの他にクレイジーオーシャンのティップランナーを3本購入し、エギング用のエギも数本持参しました。

自作エギで勝負(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

自作エギについて

天然木の端材を活用し、素材本来の色味を活かしたエギを製作しました。

キャスティング用試作品として、ダートタイプと大分型を7本製作。使用した樹種は、茶色のウォールナット、紫色のパープルハート、赤茶色のマホガニー、縦縞が美しい白色のトチ、白色のヒノキ、薄緑がかったグレーのホオの7種類です。

樹種ごとに比重が異なるため、アゴリグシンカーでウエイト調整が可能な仕様にしました。パープルハートやマホガニーは比重が高く、軽めのシンカーでもファーストシンキング。一方で、トチはディープタイプのシンカーを使用してもスローシンキングとなり、ウエイト調整によって多彩なアクションを楽しめる点が魅力です。この調整作業が非常に楽しく、次々とアイデアが広がりました。

自作したエギ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

ティップラン用には、TRシンカーの追加装着が可能なデザインを採用。ヘッドを細身に削り、シンカーがフィットする形状に加工しました。また、アイを上部に配置することで、動きの美しい仕上がりを実現。紫色のパープルハート、茶色のウォールナット、さらにウォールナットと白いタモを張り合わせた2色カラーの3本を製作しました。

完成したエギを試したくてたまらなくなり、今回ティップラン船の乗合に参戦してきました。

ティップラン用の自作エギ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

6時30分漁港から出船

6時30分、漁港から出船しました。朝日が昇り始め、明るくなってきたタイミングで15分ほど走った場所が第1ポイントとなりました。

水深25メートル程度で風は穏やかく、船もそれほど流されない状況でした。まだ太陽がはっきりと姿を見せない朝マヅメだったため、紫色のエギ、パープルハートにTRシンカー20gを装着してスタートしました。

早々に同船者が連続ヒットを決めます。ティップランナーのパープルパープルで釣果を上げていましたが、他の参加者には全くアタリがない状況が続きました。

自作エギでモンゴウイカキャッチ

そこで水深30~35mのポイントへと移動することになりました。TRシンカーを40gに交換し、紫色が効果的だと信じてドテラ流しを続け、何度かポイントを移動していると、コンとアタリがありました。魚らしい引きを感じて上げてみると、大きなシロサバフグでした。その後、連続でシロサバフグがヒットします。

ファーストヒットはシロサバフグ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

パープルハートの効果を信じて狙い続けていると、ティップがグンと曲がるアタリ。これはイカの手応えです。上げてみるとキロアップのモンゴウイカでした。自作エギで狙っていたアオリイカではありませんでしたが、初めてのイカをゲットできました。

自作エギでモンゴウイカキャッチ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

その後、風が強くなり潮も動き出したため、アゴリグシンカーを追加しました。キレイに沈んでくれて誘うとグンとアタリがあり、再びモンゴウイカを追加することができました。同船者はこのポイントではアタリが無かったため、大きく移動することになりました。

イカが釣れた紫色のエギ(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

市販エギで1400gアオリイカ

新しいポイントは水深は同じくらいで、風は強いものの潮は穏やかでした。ここで太陽が雲から顔を出し、晴天となりました。同船者のパープルパープルでは全くアタリが出なくなったため、パープルハートからウォールナット+タモの2色カラーに変更しましたが、しばらく誰にもアタリがない状況が続き、移動を繰り返しました。

イカを探してポイントを何カ所か巡った後、自作エギではアタリが出なくなったため、天然木では表現できない金テープのティップランナーに交換してみました。すると1投目からティップがプンと戻るアタリがあり、1400gのアオリイカを上げることができました。しかし、群れには当たらず単発で終わってしまいました。

良型アオリイカが登場(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

同船者に1600gアオリイカも

残り時間も半分となり、様々な自作エギを試しましたが、アタリが遠のいていきました。満潮に向かう潮が入ってきて再び潮が動き出すポイントとなり、透明度が高くなってきたように感じたため、自作エギからスクイッドマニアのワイルドチェイスのマジックベイト(銀テープ)に切り替えてみました。着底から5回シャクってピタっと止めた瞬間にクンとアタリがあり、モンゴウイカが掛かりました。

同船者にもモンゴウイカが釣れ、今日はモンゴウイカの方が活性が高いという話をしていたところ、もう一人の同船者にもようやくヒットがありました。銀テープのティップランナーに替えたそうで、1600gのアオリイカを釣り上げました。これで全員がキャッチできたホットタイムとなり、みんな気合いが入りましたが、アオリイカは単発で終わってしまいました。

12時を過ぎ、最後のポイントでワイルドチェイスのアクアマリンPURPLE(ケイムラ)を試してみることにしました。自作エギにない色合いも試さないと今後の自作エギの参考にならないと考えたためです。すると、グンと持っていくアタリがあり、またしてもモンゴウイカが釣れました。この後、タイムアップとなりました。

振り返り

12時30分に納竿し、この日の釣行は終了となりました。アオリイカ1400g1杯、モンゴウイカ4杯、シロサバフグ2匹という結果でした。

最終釣果(提供:TSURINEWSライター・田村昭人)

初めてティップラン専用ロッドを使用してみて、エギングロッドとは扱い方や誘い方が異なること、そしてアタリの出方も違うことを体感できました。特にイカが抱きかかえるのではなく、触手で触った瞬間に掛ける面白さを楽しむことができました。

自作エギではアオリイカこそ釣れませんでしたが、モンゴウイカを2杯掛けることができたのは嬉しい収穫。イカの釣果は同船者と比べても遜色なく、ティップランの醍醐味も十分に味わうことができました。

今後も自作エギの改良含め、ティップランで大型アオリイカを狙っていきたいと思います。

<田村昭人/TSURINEWSライター>

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