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北海道初「ヤングケアラー支援条例」どう手を差し伸べる?まずは子どもたちの話を聞く場所づくりを【北海道・苫小牧市】

Sitakke

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家族の介護や世話を日常的に担う子どもたち、「ヤングケアラー」の支援に向け、3月12日、北海道苫小牧市で北海道初となる支援条例が可決されました。

連載「じぶんごとニュース」

苫小牧市議会
「全会一致をもって原案を可決することに決定しました」

3月12日午前、苫小牧市議会で全会一致で可決された「ヤングケアラー支援条例」。

ヤングケアラーとは、日常的に家族の介護や世話をしたり、家計を支えるためにアルバイトをする18歳未満のこどもたちです。
 
苫小牧市の支援条例では、行政や関係機関などの役割や連携の流れが示され、当事者の子どもたちを地域で見守りながら支えます。

ヤングケアラーに特化した条例制定は北海道初で、政府もヤングケアラーを国の支援対象とする法案を国会に提出しています。

北海道もヤングケアラーの支援に力を入れています。

北海道江別市にある北海道が開設した支援窓口では、支援団体の職員2人が常駐し、相談は電話やメールなどで24時間受け付けています。

匿名での相談も可能です。

施設の担当者は子どもたちが悩みを打ち明け、共有できる場所が必要だと話します。

北海道ヤングケアラー相談サポートセンターの加藤高一郎センター長は「当事者のこどもは、話を聞くだけでもある程度メンタルを保てたり、いまの現状や生活を乗り切れたりする子が実は結構多い」といいます。

ケアをしている子たちの話を聞く場所が、北海道内には圧倒的に少ないのが現状で、まずはそういった場所を作ることが必要だということです。

家族を支える子どもたちの悩みを理解し、社会全体で手を差しのべる仕組みが求められています。

連載「じぶんごとニュース」

文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい

※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2024年3月12日)の情報に基づきます。

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