Yahoo! JAPAN

トキドキ、ワクワク。予約必須の金曜日だけの宝物パン 岩国市「toki doki +BREAD+」

山口さん

山口県岩国市由宇町、海沿いの静かな街並みで一軒家の一角を店舗として営業している「toki doki +BREAD+」(山口県岩国市由宇町 南2丁目2−24)。
4年前にオープンし、今年5月にはリニューアルオープンを迎えました。
店主の神崎さんがお一人で営まれているので営業日は週に一度にもかかわらず、地元だけではなく遠方のお客様やリピーターも多い人気のパン屋さんです。

【写真はこちら】予約必須の人気パンたち

今回は、「toki doki +BREAD+」の魅力とこだわりをたっぷりとご紹介します!

具材がたっぷり入った種類豊富なパン

「toki doki +BREAD+」は由宇駅から徒歩4分、ビーチのある潮風公園からもほど近い場所にあります。ご自宅の一部を店舗として活用しており、店舗前には3台分の駐車スペースが。満車の場合は、店舗向かいの西光寺さんのご厚意で駐車することも可能です。

店内には種類豊富なパンがずらりと並びます。
ベーグル、カレーパン、米粉パン、食パン、エピなど、お一人で営まれているとは思えないほどのたくさんの種類!
さらに、毎月その時期に合わせた旬の素材を使ったパンも登場します。

パンは具材がたっぷり詰まっていて、ふっくらとした仕上がり!どれも美味しそうで、選ぶのに迷ってしまいます。

今回、私が購入したパンをご紹介しますね。

ブルーベリークリチベーグル  360円

もっちりしていて弾力がありつつも柔らかいベーグル。ブルーベリーとクリームチーズの鉄板コンビが絶妙!半分は翌日に食べましたが、購入した翌日でも柔らかくて美味しいままでした!

米粉めんたい 230円

しっかりお米の味わいが感じられる米粉パン!
パンでありながらおにぎりのような味わいで、明太子がたっぷり詰まった贅沢な一品。

いちじくとレーズンクリチエピ 370円

生地はしっとりしていてしっかりとした歯ごたえ。大粒のいちじくとレーズンがアクセント。

ハムチーズサンド 380円

ボリュームたっぷりで、ランチにもぴったりの一品。新鮮な野菜にハムとチーズの相性はもちろん、パンの美味しさが引き立っています。

季節の野菜カレーパン 380円

ザクっとした軽やかな生地に、脂っこさを感じさせない仕上がり。旬の野菜がたっぷり詰め込まれたカレーは、辛すぎず、子どもから大人まで楽しめる味わいです。

どのパンも素材にこだわり、一つひとつ丁寧に作られていることが一口食べるだけで伝わってきます。

自然の恵みを活かしたパン作り

「toki doki +BREAD+」のパン作りには、お野菜がふんだんに使われています。じつはそのお野菜たち、神崎さん自身が種や苗から無農薬で丹精込めて育てたもの。営業日の前日に収穫したばかりの野菜を使ってパンを作っているそうです。

例えば、5月には記念樹として植えたレモンの木がたくさんの実をつけたので、そのレモンを使ったカスタードクリーム入りのパンが登場。6月には収穫したじゃがいもで作ったコロッケパン。7月にはとうもろこしやナスなどの夏野菜をたっぷりと使ったカレーパンが並びました。

また、美和町に栗拾いに行ったりと、地元の美味しい素材もたくさん取り入れています。
「その季節ごとのおいしいものをパンに閉じ込めて、みんなと一緒に食べたい」と話す神崎さんの思いが、ひとつひとつのパンに込められています。

自家製酵母が生み出す唯一無二の味わい

「toki doki +BREAD+」のこだわりは、一般的なパン作りで使われるイースト菌の代わりに自家製酵母を使用していること。

イースト菌を使えば、早ければ3時間ほどでパンを作ることができますが、自家製酵母だと発酵だけで10時間以上かかることもあります。ゆっくりゆっくり発酵させることで、素材一つひとつの個性が手を取り合い、旨みが増すのだそうです。
手間暇をかけて育てられた自家製酵母によって作られるパンは、複雑で深みのある味わいに。

また、リニューアル後には米粉パン用にお米から作った酵母も加わりました。
ただ、自家製酵母は育てないといけないので毎日気にかけてあげないといけません。
「機嫌がいい時も悪い時もあるので、今日はいけんね〜もう少し時間取ろうかなんてご機嫌伺いながら焼くのも楽しいんです」と神崎さんは楽しそうに話します。

同じ酵母を使っても、その時々の浮遊菌や気温、湿度などが少しづつ影響するため、毎回全く同じ味わいにはならないのだとか。
常連のお客様の中には、毎回プレーンのパンを購入し、その微妙な変化を楽しみにしている方もいるそうです。
私もぜひその違いを味わってみたい!

家族との時間も大切に

店主の神崎さんは、もともとパンが好きで、料理教室に通ったり、遠方のパン屋さんのお手伝いもしていたそうです。
開業のきっかけは、子どもたちが生まれ、家族との時間を大切にしたいという想いからでした。さらに、保護犬を家に迎え入れたことが大きな転機に。保護した頃は心を閉ざしていた犬が少しずつ心を開く姿を見て、「自宅で仕事をして、この子たちのそばいられる環境を作りたい」と考えたのだと言います。
小さくても自宅で好きなパンを焼いてお店を持つことができたら。そんな想いで「toki doki +BREAD+」は始まりました。

大量のパンを1人で焼くことは初めてのこと。オープン当初は完全予約制で始めたそうです。徐々にパン作りのペースにも慣れ、当日パンを買いたいと言ってくださるお客様も少しづつ増えてきたので、これから10年は頑張ろうと決めてリニューアルを決断。そして店頭販売もできる、今の形になりました。

地域と人とのつながりを大切にするパン屋さん

「toki doki +BREAD+」には地元の常連さんが多く訪れますが、遠方から足を運ぶお客様も増えています。「スタッフを増やしてもっとたくさんのパンを作らないのですか?」と神崎さんに尋ねると、こんな答えが返ってきました。

「きちんと自分の思ったパンをお渡ししたいんです。私がしたいのは、一つひとつに思いを込めて丁寧にパンを作ること。そして、そのパンをお客様に直接手渡ししたい。お客様に渡す瞬間が一番幸せなんです」

パンを作る際には、ひとつひとつのお客様の顔を思い浮かべながら作ることも多いそうです。
とても温かい神崎さんのお人柄に、お客様がリピーターになる理由がわかりますね。

営業日は毎週金曜日の12時から18時。早い時間に売り切れてしまうことも多いので、事前予約がおすすめです。
予約は火曜日の10時から18時、お店のインスタグラムにある予約フォームで受付しています。

「toki doki」という店名には、「toki doki オープンします。toki doki ワクワクする事をします」という気持ちが込められ、子どもからご高齢の方、外国の方まで親しみやすい響きとして名付けられました。

パン作りについてお話ししている時、ご家族のことや、お客様のことを話している時。その時の神崎さんのお顔がとても嬉しそうで、このお店やお客様のことなど、とても大切に、同時に愛されていることがとっても伝わってきました。

岩国方面へ出かけることがあれば、ぜひ足を運んでみてください。きっと、そのパンと神崎さんのファンになることだと思います。

※8月1日〜9月12日は夏季休業中です。(次回の営業は9月19日(金)です)

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【熊本市南区】近見の何だか懐かしいお店は何でもある”よろず屋”だった!「アットホームかねしん」

    肥後ジャーナル
  2. センラ(浦島坂田船)、全国10都市をめぐるワンマンツアー開催決定 ツアーコンセプトは「ショコラ」

    SPICE
  3. 荒牧慶彦企画、剣劇『三國志演技』の第2弾公演が上演決定 主演は福澤侑

    SPICE
  4. sugar、2026年1月にLIQUIDROOMワンマンライブ開催決定&新ヴィジュアルも公開

    SPICE
  5. 【厳選5スポット】京都の夏を詠んだ俳句めぐり!青もみじ名所~俳人・与謝蕪村ゆかり寺院☆

    キョウトピ
  6. 夏野菜たっぷりで大満足。ほぼ5分でできる「みょうが」のウマい食べ方

    4MEEE
  7. スマホを手放さないわが子…。「子どものSNS依存」を防ぐ対策とは?

    saita
  8. 【8/7発売】すき家の「夏の福袋」がオトク確定!2千円分クーポン&夏グッズたっぷりの中身を紹介♪【即買い】

    ウレぴあ総研
  9. 老舗アウトドアブランドとのコラボ付録「NANGAの保冷機能付きトートバッグ」がめっちゃ使えるよ~!

    ウレぴあ総研
  10. イヤイヤ目薬を差された子猫→終わった瞬間に…あまりにも可愛すぎる『復讐』が548万再生「変な声出そうになった」「赤ちゃんのようだ」

    ねこちゃんホンポ