「札幌は傘と防寒を忘れずに!」あす2日からの北海道の天気予報&気象予報士解説/2025年12月1日更新
北海道のあす12月2日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
きょうは暖かかった道内…
小樽ではきょう1日(月)は風が強まりましたね。
小樽や札幌でも最大瞬間風速が20メートルを超え、風に向かって歩けなくなるような強風を観測しました。雨も降って路面が濡れています。
そして、この風が暖かい空気を運んできて、きょうは気温が上がりました。15.2度と道内で最も高くなった石狩や千歳、渡島北部の長万部町、宗谷南部の中頓別町など、道内18地点で12月の観測史上最も高い気温となりました。
だけどこれからは?!児玉のコトダマ
HBC「今日ドキッ!」でご紹介している、生活情報「児玉のコトダマー!!」
こちら!
「空気ガラリ、朝路面キラリ、午後傘しっかり」
韻を踏んでますが、寒くなりそうな感じは伝わるでしょうか?
もうすでに冷たい空気に「ガラリ」と入れ替わって、気温が急降下しています。今夜は雪の降るところもあるため、あす2日(火)朝は路面が「キラリ」と凍結しそうです。
あす午後は天気が崩れ、風も再び強まるため、傘を「しっかり」ささないと、ひっくり返ってしまうこともありそうです。
あす朝は雪かきも必要なのでしょうか?
雪の量は多くはなりません。あす2日(火)午前6時までの12時間に降る雪の量は、道北で5センチ前後ですが、うっすら白くなった路面の凍結に注意が必要です。
また、雪が降らない地域でもきょう1日(月)の雨で濡れた路面が凍結するおそれがあります。
あすの日中以降も次々に雪雲がやってきて、天気がコロコロ変わります。このあとお伝えします。
2日(火)の天気と気温
きょう1日(月)午前中は千歳周辺でも雷雨となりました。あす2日(火)も天気は変わりやすく、雨の強まる時間がありそうです。
あす2日(火)の天気と気温です。
午後を中心に雨や雪が降り、再び風が強まるでしょう。気温はきょう1日(月)より大幅に低く、朝は広くマイナス、日中も5度前後で厚手の上着が必要です。
帯広です。おととい土曜日から始まった「おびひろイルミネーションプロジェクト」。きれいですね。ただ、十勝平野ではきょう1日(月)、冷たい空気がとどまって、最高気温でも5度くらいと、寒くなりました。あす2日(火)もしっかり防寒をしてお出かけ下さい。
あす2日(火)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
朝は穏やかでも傘が必要です。昼過ぎから夕方は雨や雪が降り、道南方面を中心に雷を伴うでしょう。夜は倶知安方面でうっすら雪が積もりそうです。
道北・空知です。
朝は雪がやみますが、路面凍結に注意してください。夕方以降、再び雪や雨が降り、海岸部はふぶくでしょう。あす2日(火)夜は広く雪が積もりそうです。
道東・オホーツク海側です。
昼頃まで日が差すでしょう。夜は雨や雪が降り、釧路や根室、オホーツク海側を中心に傘がさせないような強い風を伴います。
2日(火)からの週間天気予報
稚内の根雪が始まる平年は12月3日です。今週は寒気が居座って、稚内など道北では根雪になる可能性があります。
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日本海側では、あす2日(火)夜から週末にかけて積雪が増えていくでしょう。札幌やオホーツク海側は大雪になる可能性は低いですが、木曜は各地で最高気温が0度に届かない「真冬日」の予想で寒くなります。
太平洋側です。
水曜は午後を中心に雪で、広く積雪状態となるでしょう。木曜日以降も西部で雪が降りやすくなります。週末にかけて冬本番の寒さが続くでしょう。
2日(火)の札幌の朝昼晩の天気
あす2日(火)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
夜は傘をさして、風も強そうですね。朝は穏やかでも雨具が必要です。午後は風が強まり、夕方から雨や雪が降るでしょう。気温も上がらず、寒くなります。手袋なども忘れないで下さい。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※1日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU