明治時代の鉄道構造物を見に行こう!「高輪築堤跡」12月に現地見学会を開催(東京都港区)
高輪築堤は、1872(明治5)年に日本初の鉄道が新橋~横浜間に開業した際、高輪海岸沿いの海上に鉄道を走らせるために敷設された鉄道敷の遺構です。
2019(平成31)年4月、品川駅改良工事の際に石垣の一部が出土し、発掘調査が行われました。2021年には国史跡「旧新橋停車場跡」に追加するかたちで、「旧新橋停車場跡及び高輪築堤跡」として史跡指定されています。
港区教育委員会は高輪築堤を「文化財的な側面だけではなく、子どもたちの教育においても大きな価値を持つ教育的な資源になるもの」と評価しており、TAKANAWA GATEWAY CITY 第Ⅱ期エリア(5・6街区)において、2024(令和6)年9月18日からJR東日本協力のもと、高輪築堤跡の残存状況等を確認する調査を実施しています。
調査で確認された高輪築堤跡は一度埋め戻す予定ですが、埋め戻し前に、調査を実施した9箇所のうち1箇所(幅2m程度の石垣)を公開する「現地見学会」を開催します。(※今回の見学会では、国指定史跡範囲(第7橋梁部等)を見学することはできません)
実施日時は2024年12月8日(日)・9日(月) 午前9時~午後3時まで。参加はどなたでもOKですが、小学生以下の方は保護者同伴のもとご参加を。また介助などが必要な方は介助者同伴でご来場ください。服装などは「歩きやすく」「汚れても良い」ものをご着用ください。
荒天などで中止・順延となる場合は港区立郷土歴史館ホームページでお知らせします。
(画像:港区)