観戦中のSNS投稿・配信はNG?野球に音楽ライブ…新ルールあれこれをおさらい!
プロ野球で盛り上がるシーズンが始まりました。訪れた球場で思い出として写真や動画を撮るファンも多いようです。
ただ、2025年からちょっと注意が必要なのが、撮影した写真や映像の扱いです。
NPB日本野球機構は2月、「写真・動画の撮影及び配信に関する規定」について発表しました。
試合中の配信、投稿はNG
撮影はほぼ許されているものの、試合中の配信・投稿が禁じられたほか、プレー中の選手の画像・映像は試合後であっても投稿できないことになりました。
「ニュースで出ていたので少し読んで、こういうのはやっちゃいけないねと」
「事前に選手が練習しているので撮るのはそちらの写真、僕は撮った部分をあまり広めないで自分の中で楽しむくらいでいい」
「ユーチューバーじゃないから、友達どうしでインスタとかするくらい、その程度」
「広めたいのか、規制をかけて見にくくしているのか、あいまいでよくわからない」
数年前から苦慮
こうしたルールができた理由についてNPBは「球場での撮影行為をめぐるトラブル、動画や写真の無断配信などについて、数年前から各球団球場で苦慮する事例が目立ち始めていた」ためとしています。
ただ規制というと堅苦しくも思えてしまいますが、「プロ野球の新たな楽しみ方を拡大していただくものは大歓迎、すべての撮影・投稿を禁止するものではなくルールの範囲内で楽しんでいただくためのもの」と説明します。
「新たな楽しみ方」に合わせ新たなルール作りをしたということですね。
これはできません。というルールをほかの部分も含めておさらいしておきましょう。
①三脚やパソコンを使ったり、身体の一部を強調した撮影はNG
撮影に関しては、周囲への配慮をした上で制限はありません。
ただし三脚やパソコンを使ったり、身体の一部を強調したりする撮影などは禁止です。
②試合中の配信・投稿はNG
そして配信や投稿については試合中は許可されません。
「試合中」というのは、公式練習からヒーローインタビューまでの範囲を指します。
③プレー中の選手は試合後もNG
また試合後であっても、プレー中の選手たちの姿は、画像・映像問わず配信・投稿はできません。
OKなのは…
試合中の選手でも、タイムがかかってプレーが止まっている間、投手交代の時の投球練習中などの様子や練習風景、ヒーローインタビューなどは、試合後であれば140秒以内で投稿可能です。
複雑なところもありますが、基本的な楽しみ方に変化はありません。
「訪れた記念に写真や映像を撮るというのは問題ない」とのことです。
撮影や投稿をめぐる最近の流れ
最近では、音楽ライブでの撮影・投稿を許可するというケースも増えてきています。大物アーティストのライブなどでも、「1曲だけ」というものから中には「全体通して」OKということも。
HBCの情報番組『今日ドキッ!』のコメンテーターでもある田村次郎さんが所属する「ハンバーガーボーイズ」もライブは撮影投稿OKにしています。
「SNSにあげてもらうと、それを見てライブに来たり宣伝にもなるのでありがたい」と話しています。
口コミやファンの自発的な応援から火がつくこともありますし、こうした機会は増えそうですね。
プロ野球の試合もライブもルールをよく確認して楽しむことが必要になります。
文:HBC報道部
編集:Sitakke編集部あい
※掲載の内容は「今日ドキッ!」放送時(2025年4月7日)の情報に基づきます。