「夢は鶴見から五輪選手を」 パラ卓球監督・中村さんが凱旋報告
パリ2024パラリンピック競技大会で男子卓球の知的障害クラスの監督を務めた中村孝太郎さん(74)=下末吉在住=が10月3日に鶴見区役所を訪れ、渋谷治雄区長に結果報告を行った。
女子シングルスで金メダル、銅メダルを獲得、男子シングルスでも5位入賞の選手が出る好成績。中村さんは「男子監督兼総監督という立場で、女子も見守った。メダルを獲得できてよかった」と笑顔で渋谷区長に報告した。
現地では大会期間中に新型コロナが流行し、監督として選手たちの体調管理に一番気を使ったと話す中村さん。大会終了後に選手やコーチ陣からサイン入りシューズ袋をプレゼントされ、「これは私の宝物です。みんなが頑張り、そして、好成績を残せたのも、日本から応援してくれた多くの方のおかげ。改めて感謝を伝えたい」と語った。
帰国後はさっそく4年後の大会に向けての活動も始まっている。中村さんは「私も求められる限り指導を続けたい。夢はいつか鶴見区から五輪選手を輩出することだね」と笑顔で語った。