猫型配膳ロボが好きすぎる息子のためにダンボールで自作 クオリティ高すぎ!
ファミリーレストランでおなじみの猫型配膳ロボット「ベラボット」が好きすぎる2歳息子さんのために、Xユーザー「ボルドール」さんがダンボールで自作。そのクオリティが高すぎると話題になっています。
投稿された写真に写っているのは、まさしく本物とうり二つのベラボット。これがダンボール製とは……にわかには信じられないレベルです。
普段から猫型配膳ロボットのことを「ニャーニャー」と呼び、レストランでも食事そっちのけで追いかけようとしたり、寝言でもつぶやいたりしているという息子さん。そんな息子さんのために、サプライズで家で遊べるオモチャを作ってあげようと考えたのが制作のきっかけでした。
それにしても、この見事な出来栄えには感服しますよね。ボルドールさんはプラモデルやガレージキットの改造を得意としており、工作はお手のもの。使用した材料は家にあった使用済みダンボールと画用紙、クリアファイル(水色の部分)のみと最小限です。
あとはネットで実物の写真を見ながら、ダンボールで形を作り、最後に色ごとの画用紙を貼り付ければ完成……と文字だけ見れば簡単そうですが、そうもいかないのは完成品を見れば明らか。やはりボルドールさんの工作技術の高さがあってこそできる離れ業と言えるでしょう。
このダンボール製ベラボット、すごいのは見た目だけではありません。トレー部分は子どもが体重をかけても壊れないように頑丈にしてあったり、実際に配膳できるよう底にキャスターを取り付けていたりと、実用性を加味したさまざまな工夫が盛り込まれています。
さらに、高さ約83cmというサイズ感は、実物よりも小さい設計となっていますが、これは息子さんとベラボットの目線が合うようにと配慮されたもの。もしもこれを自分がもらったと考えると……うれしくて飛び跳ねてしまうこと間違いなしでしょう。
作業は子どもが寝ているときに行い、10時間ほどで完成。ダンボール製ベラボットを見た息子さんは、はじめはなんだか照れ臭そうにしていたそうですが、すぐに仲良くなって楽しそうに遊んでいたとのこと。特に初日は朝から晩まで押したり、オモチャを配膳したり、家中走り回っていたのだとか。これを見たボルドールさんの心も、きっと満足感で満たされていたに違いありません。
なお、ボルドールさん自身はすぐに壊されてしまうことを危惧していたようですが、6歳の姉とともに大切にしてくれているとのこと。ベラボットが家にあることで、物を大切にする、他人にやさしくする、という道徳心も身に付きそうです。
<記事化協力>
ボルドールさん(@Bol_Glasssurf)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024100903.html