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『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』米国でチケット発売、『シャン・チー』超えのペースで推移

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(MCU)最新作のチケットが米国で販売開始され、オープニング興行収入の新たな予測が公開された。

本作が劇場公開される2月14日(金曜日)は、週明けの月曜日に祝日の“プレジデントデー”を控えた週末。映画業界としてはバレンタインデーとの掛け合わせで、一年のうちでも指折りの動員が期待される4日間だ。

米、によると、本作はこの4日間で少なくとも9,000万ドル、順当に推移すれば9,500万ドル以上の興行収入を記録する見込み。以前、調査会社Quorumは4日間で1億ドル以上、3日間で8,600万~9,500万ドルとの予測を公開していたが、ひとまず今回は“1億ドル超え”という強気の予想を避けている。

チケットの予約は1月20日(月曜日)にスタートしており、現時点での売上は、2023年『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』(初動興収は3日間で1億1,841万ドル)の約85%というペース。なお、2021年『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(初動興収は3日間で7,538万ドル、祝日含む4日間で9,462万ドル)を上回るペースで推移しているという。

観客の男女比は、25歳以上・25歳未満を問わず男性が多く、人種・民族ではラティーノや黒人の割合が高いという。“2代目キャプテン・アメリカ”サム・ウィルソン役のアンソニー・マッキー、“2代目ファルコン”ホアキン・トレス役のダニー・ラミレスに大きな注目が集まっている証左だろう。

現時点での興収予測を「事前の期待通り」と見るか、それとも「今ひとつ」と見るかは意見が分かれそうだ。なにしろ本作はMCUの最新作であり、『キャプテン・アメリカ』シリーズの第4作ながら、主人公を交代した実質的なリブート作。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2021)から物語を継続し、“マルチバース・サーガ”のSF要素を排したポリティカル・アクションスリラーとなる。

最も作風が近いとみられる(2014)はオープニング興収9,502万ドル(3日間)。本作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は製作費1億8,000万ドル(MCU作品としては抑えめ)であり、『ウィンター・ソルジャー』も同等の1億7,000万~7,700万ドルだったから、予算・収益ともに最初は同程度の数字に落ち着くとみられる。そこから数字をどこまで伸ばせるかは、現時点での認知度や今後のプロモーションだけでなく、作品の完成度と口コミにかかっている。

映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日(金)公開。ハリソン・フォードやティム・ブレイク・ネルソン、ジャンカルロ・エスポジートら、渋くも豪華な共演者の集客力も気になるところだ。

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