野球ファンにはたまらない?野球ボールの”おみくじ”が人気 北広島の歴史に思いを馳せて
HBCテレビ「今日ドキッ!」より、選りすぐりの情報をお届けします。
「ほっかいどう歴史散歩」のコーナーでは、マチ歩き研究家として活躍する和田哲さんと、北海道各地の知られざる地域の歴史を紐解きます。
今回の舞台は、北海道 北広島!
マチの歴史を語るうえでは欠かせない、開拓のリーダーゆかりの地を巡ります。
開拓のリーダーゆかりの地を巡る
北広島といえば、ファイターズの本拠地 エスコンフィールドHOKKAIDO。
去年だけで約346万人以上が来場しました。
プロ野球だけではなく、グルメ、エンタメ、観光スポットとして、ますます注目が集まっています。
いま熱いマチ、北広島。
今回はそのリーダーゆかりの地をめぐって歴史散歩をします。
知られざる、北広島のまちの歴史を教えてくれるのは、和田 哲さん。
情報誌オトンで、古い地図から歴史をひも解く連載企画の執筆やYouTube、イベントなどでも情報を発信しています。
北広島は、明治17年(1884年)に本格的に開拓が始まり、25戸103人の人々が広島県からやってきました。
北広島の歴史を語るうえで、欠かせない重要なキーマンが「和田郁次郎(わだ・いくじろう)」です。
今でいう「起業家」だった和田 郁次郎。
稲作など農業の可能性が実感できたということで、移住した場所が…
街歩き研究家 和田さん:「郵便局ありますよね。実はこの辺りに和田郁次郎の家が、あったんです」
明治22年に家が完成し、最初は郵便局も兼ねていました。
和田郁次郎自身が初代郵便局長を務めていたそうです。
街歩き研究家 和田さん:「郵便局は、同じ場所で建て替え続けられることが多いんですよね。ですから、郵便局の位置は、あまり変わらないんです。和田郁次郎の家があった 名残といえる」
開拓のリーダー和田 郁次郎は移住してすぐに、開拓の発展には欠かせない、あるモノを建てました。
開拓のリーダーが建てた「廣島(ひろしま)神社」
廣島神社です。
和田郁次郎が明治16年に北海道に来る途中で、伊勢神宮を参拝し、北海道の開墾の成功と農業の発展をお祈りしました。
その時、伊勢神宮の御分霊をいただき、村の守り神としてまつったことが始まりです。
神社の境内には、開村を記念して建てられた記念碑や…
和田 郁次郎自ら収めた、手水舎などが、いまも残っています。
参拝したあとは、運試し!
廣島神社ならではの“おみくじ”がありました。
廣島神社ならではの“おみくじ”とは
廣島神社ならではの“おみくじ”、それは「野球ボールおみくじ」です。
廣島神社 禰宜 勝沼さん:「ファイターズファンだけではなく、野球ファンの皆様が引いていかれますね」
去年、カープが交流戦で来た際に、カープのユニォームを着たファンがおみくじを引いてから、エスコンに行った人が多くいたそうです。
御朱印も人気で「エスコンフィールドHOKKAIDO」にちなんだ野球のデザインが描かれています。
毎月デザインは更新されるそうです。
続いて向かったのは…
廣島神社から歩いて約10分の所にある北広島駅。
広島村に鉄道が開通し、駅が出来たのは大正15年。
和田郁次郎は、駅の開業を見届けるように、昭和3年(1928年)に81年の生涯を閉じました。
その北広島駅は、いま再開発が進んでいます。
再開発が進む、北広島駅
再開発が進む、北広島駅。
注目なのが、西口の目の前にある来春開業予定の14階建ての複合商業ビル「トナリエ北広島」。
飲食店やホテルが入る新たなランドマークです。
さらに複合商業ビルと直結した新しいマンションも造られようとしています。
再来年9月に完成予定、地上14階建て197戸が入る新築分譲マンション「レ・ジェイド北海道北広島」。
北広島駅や複合商業ビル・トナリエ北広島などと歩行者デッキでつながるといいます。
5月からモデルルームの公開が始まっており、部屋の広さは1LDKから4LDKまで。
さらに、6階以上のバルコニーからはエスコンフィールドが見える部屋もあるそうです。
屋上のパブリックテラスからは、北広島の街並みを一望できるといいます。
モデルルーム公開後、全国から2000件以上もの問い合わせがきているそうです。
またマンションを購入すると特典も付きます。
日本エスコン 長嶋さん:「マンション購入者の方にエスコンフィールドHOKKAID入場券を3年分プレゼントさせていただきます。6月から第2期の販売を開始しておりますので、たくさんの方にご来場していただければと思っております」
本格的な開拓が始まってから、およそ140年。
北広島は、今後さらに大きく変わろうとしています。
※掲載の内容は番組放送時(2024年7月3日)の情報に基づきます。