音楽、アート、スポーツなど多彩なイベントが!豊島区内各所で「としま文化の日2025」が11月1~7日に開催
東京都豊島区では、毎年11月1日が「としま文化の日」に制定されている。これにあわせて、2025年11月1日(土)~7日(金)を中心にバラエティに富んだイベントを実施する「としま文化の日2025」を開催。芸術の秋やスポーツの秋にぴったりのイベントがきっと見つかるはず!
11月1日は「としま文化の日」
『東京芸術劇場』をはじめとした大小さまざまな劇場が点在し、“演劇の街”として知られる池袋。また椎名町は手塚治虫や藤子・F・不二雄など名だたるマンガ界の巨匠たちが青春時代を過ごしたトキワ荘があり、マンガやアニメの聖地としても知られる。このように、さまざまな文化資源をもつ豊島区では、文化政策を街づくりの中心に据えて文化振興に力を注いできた。
「2020年に条例を定めて、毎年11月1日を『としま文化の日』としました。区民の皆さんと一緒にお祝いしながら未来にも継承していこうということで、11月1~7日を“としま文化推進期間”としてさまざまなイベントを行っています」と話すのは豊島区文化事業課の秦さん。期間中はストリートカルチャー、マンガ、アニメ、コスプレ、音楽、芸術など、子供から大人まで楽しめる多彩な催しを開催する。
多彩なジャンルのイベントがあちこちで実施!
柱となるイベントは3つ。
1つ目は11月1日(土)に『東京建物BrilliaHALL(豊島区立芸術文化劇場)』で行われる、東京都交響楽団によるスペシャルコンサート。小さい子供から高齢者まで全世代を対象としていて、定番のクラシック曲だけでなく子供たちも聴きやすいJ-POPや人気の曲、アニソンなどもクラシックで演奏する。
2つ目は11月3日(月・祝)に区役所内で行われる「としまっ子フェス2025」。アーティストや作家さんのワークショップが一堂に会する、親子連れに人気のイベントだ。どちらも事前予約制なのでお早めに。
3つ目は、11月1日(土)~3日(月・祝)にグローバルリング(池袋西口公園)や中池袋公園で行われる「TOSHIMA STREET FES 2025」。ブレイクダンスやパルクールといったストリートカルチャーを集めた祭典で、見るだけでなく、アーバンスポーツを体験するコーナーや高校生とコラボするダンスコンテストなど実際に参加することもできる。こちらは事前予約なしでふらりと立ち寄れる。
ほかにも10月28日(火)~11月9日(日)には、重要文化財に指定されている『自由学園明日館』で「文化財の中で文化財を知る Vol.5」と題したイベントも。土・日・祝を中心にさまざまなワークショップも行われ、文化財に触れることができる。また11月1日(土)~2026年2月15日(日)には、『トキワ荘通り 昭和レトロ館』で「レトロ家電だョ!全員集合」も。家電の“三種の神器”といわれた電気冷蔵庫、白黒テレビ、電気洗濯機をはじめ昔懐かしのレトロ家電が大集合し、見るだけでなく実際に触って楽しむこともできる。
「2025年は『自由に文化を召しあがれ。』がテーマ。幕の内弁当にいろんなおかずがあるように、いろんなカルチャーが集まっている池袋に来てもらえれば、イベントを通してさまざまな体験ができて楽しいことが見つかりますよ」と秦さん。それぞれのイベントの詳細はホームページでチェック! 文化芸術の街で新しい刺激をもらおう。
開催概要
「としま文化の日2025」
開催期間:2025年11月1日(土)~7日(金)
開催時間:イベントによる
会場:豊島区内各所
アクセス:会場による
【問い合わせ先】
豊島区文化事業課☎03-4566-2750
URL:https://www.city.toshima.lg.jp/bunka-no-hi/index.html
取材・文=香取麻衣子 ※写真は主催者提供
香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。